King of coasters
FUJIYAMA
富士急ハイランド

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1996年7月に登場した画期的なキャメルバック型ローラーコースター。 純国産機(トーゴ社製)で、かつては高度、落差、最高速度でギネス認定された名機中の名機である。 世界的にも有名な「富士山」を冠する名称は、一般公募されたもの。 無冠になって久しいが、その人気は未だ衰えを知らない。

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Course Guide 2006 〜
フジヤマ徹底解析


Photo Gallery July 2006
2006年7月撮影の写真です。


Photo Memorial 1999+2002
ちょっと昔の写真です。

駅舎にて
フジヤマの駅舎は、第1駐車場側の入り口(ホテル側)に、比較的近い。 かつては、ホテルからの陸橋やショップなどの建物がひしめいていたが、ドドンパ開業を機に撤去され、駅舎周辺は、ちょっとしたスペースになっている。 搭乗口へは、駅舎のつづら折れスロープを登る。 大きな屋根があり、日焼けの心配はなさそう。 スロープは風通しもよく快適で、ドドンパ発射音をBGMに人間観察しながら待つのが良いだろう。 気になる待ち時間だが、これは運行スタイル(1機稼動 または 2機稼動)によって全く異なる。 運悪く「1機稼動」ならば、スロープの半分くらいからでも1時間待ちになってしまう。 「2機稼動」では、その1/3くらいの時間でクリアできるようだ。 平日など客が比較的少ない場合、朝一や夕方は「1機稼動」になるので、昼間を狙うのがお得である。 さらに客が少ないと終日「1機稼動」になってしまう。 スロープには、ライドフォトの広告ポスター(全く臨場感なし)あり、モデルが、フジヤマッチョCFの兄ちゃんに似ているような気がする(いたずら書き対策のため、額に入れられてしまった)。 一人がやっと通れるゲートを抜けるとホームに出る。
ホームにて
実に残念ながら、係員に乗車位置を指定されてしまう。一番前とか一番後ろとか、希望を聞き入れてくれる雰囲気はない。ライドは2名×14列(28人乗り)で、お薦めは右側の席(詳しくは、後ほど)。コースターに乗車すると、足元が広く取られて座り心地もなかなか良い。U字型ハーネスやヘッドレストの類は無く、視界良好、上半身も自由とくれば嬉しさ倍増。安全器具はシートベルトと、左右独立の膝押さえ。シートベルトは巻き取り式ではないので、思い切り緩々にセットできる。膝押さえも目一杯下げずに浮かせておく。ただし、このパークには他ではあまりお目にかからない、厳めしい親父風スタッフも多く、あまりに大胆なセットでは力一杯押し込まれかねないので要注意。やがてコースターは、ゆっくりとホームから滑り出す。出口でスタッフのお姉さんとハイタッチして、いよいよ出発だ。
巻き上げ開始から第一高点まで
駅舎を抜けるとすぐに左180度ターンし、巻き上げに入る。角度を上げた瞬間に、緩めておいた安全バーが下がらないよう、注意しよう。進行方向右側に地上高度を示す看板が10m毎に設置されている。一般的なローラーコースターの最高地上高である30〜40m地点は早々にクリアし、ぐんぐん高度を稼いでいく。右側にはメンテナンス用の階段があるが左側には何もなく、上半身がフリーなので容易に真下を覗くことができる。直下は駐車場の一部で、クルマが豆粒のようだ。富士山展望(午後は逆光)は、左側の席がお薦めだ。最高地点79m(元世界一)に達すると、園内施設は全て下界に思えてしまう。コースは頂上で平坦になり、一部コースターのように「巻き上げが終わる前に先頭車両が下りはじめる」ようなことはない。コースターに不慣れな方は、ここで深呼吸し、リラックスしておくと良い。両手両足万歳で、READY GO!
ファーストドロップから第2高点
右20度くらい方向を変え、最初の落しに入る。落差70m(元世界一)、最大斜度65度の落しでは、最前列の座席からでも、進行方向のレールが視界から消え、真下に落ちていくようだ。そして緩々の安全バーに両手両足万歳とくれば、体がシートから完全に浮きあがる。飛行を思わせる風圧を受け、ふわりとした感触。まるで体一つで落ちていくような、どうしょうもないくらいの気持ち良さ。思わず絶叫ならぬ歓喜の声を上げてしまう。着地が近づくと、体が滑らかにシートに収まっていく。まさに絶妙な設計であり、やはり世界最高峰の名機と思う。そして最高時速130km/h(元世界一)に達し、長い坂を一直線に駆け上がる。頂上では補助巻き上げ機が作動している。高度は不明だが、60mは越えていると推測される。コースターは徐行状態になり、ゆっくり左にUターンする。これから走るコースや富士山の展望を楽しんでおこう。ダイナミックにのた打ち回り絡み合ったレールを見れば、気分も盛り上がってくるはずだ。
セカンド・ドロップとサード・ドロップ
リラックスタイムは、これでお仕舞い。直線エレメントの第3高点と、続くブーメランターンが目前に並ぶ。そして地上すれすれまで落ちる。角度は50度くらいだろうか。そして第3高点を一気に越し、ダイナミックに放り上げられるゼロGを体感すると、息つく間もなく急降下。ものすごいバンクのブーメランターンが迫ってくる。
ブーメランターン(第4高点)
坂を登りきると右180度ターン。ライドは右真横に傾き、カーブの内側に落ちてしまいそうな錯覚に陥る。キツい横Gは無いので、右側に体を乗り出そう。視界に入るのは芝付きの地面とFUJIYAMAの支柱群ばかりである。高度感も十分で、空を飛んでるみたい(右側の席限定)。そのまま4度目の落しに入る。進行方向右側にライドフォト・カメラが設置されているので、ばっちりパフォーマンスを決めよう。もちろん万歳で、やや難しいが少し反り返るくらいがベストである(前かがみで万歳すると顔が写らん)。4度目の落しとはいえ、落差は50mくらいありそうだ。
90度バンクターン
地上付近で右によじれ、直線的な登りに入る。 2つのピークを越していくがスピード感は落ちず、5度目の落し。 強いGを伴うブーメランターンを右ひねりで通過し、180度転回して登り。 FUJIYAMAの全景が迫ってくる。 再び地上付近まで、6度目の落とし。 すぐに、ぐっと登って右180度転回。ここのバンクも90度近く、不自然に捩れている。 でも安心して体を乗り出せば、富士の眺めも良いハズだ。 そして7度目の落し。まるで引きずり込まれるようで、パワーは全く落ちていない。そして地上を滑るように右にUターンする。アップダウンのない一見何の変哲も無さそうなカーブだが、コースターが真横に倒れてしまう。体を乗り出せば、地面が凄いスピードで流れていく(右側の席限定)。真横になる時間は数秒間と長く、速度も100km/h近くあるに違いない。
コース終盤
カーブを抜けて坂を登りいよいよ大詰め、連続キャメルバックに突入。直線的エレメントではなく、強烈なひねりとカーブが加わるので油断は禁物。まるで荒馬に乗ってるかのような、振り落とされそうな状態で、かなり高度な乗りこなしテクニックが要求される。前列ならばカーブの動きを読み、揺れに合わせて体重移動することで何とか万歳できたが、後部座席では跳ね飛ばされてしまってボロボロだった(後日、どうにか克服できた)。最後のアップダウンでさえ腰が浮いてしまう気持ち良さで、一旦停止後、駅舎に到着。大満足の3分間に満面の笑みがこぼれる。 帰りには、絶叫写真のチェックもお忘れなく。
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まとめ)
最大限のアップダウンに90度バンク・ターン、そして終盤の揺さ振りキャメルバックと、最高傑作マシンとしての地位は揺るがない。強風、降雨、雷などの気象条件に弱いので、メンテナンス・スケジュールと併せて、しっかり事前確認しよう。気軽に出直すには、少々遠いロケーションなのだ。

TVコマーシャル
かつて放映された名作CF「フジヤマンバ & フジヤマッチョ」。また見てみたいものです。 「フジヤマンバ乗り」万歳して反り返る方法。たいへん気持ち良さそうだが、腰を痛めないように注意しましょう。 「フジヤマッチョ乗り」全行程でガッツポーズを決める方法。体力自慢の方は、ぜひ。 今のところオフィシャル・ビデオ化はされていませんが、CMソング(フルコーラスバージョン)はCDリリースされています(廃盤)。
安全バー
安全バーはロックされるが固定されない。なのでプラスGの影響で、どうしても下がってしまう。 一旦下がるとロックされて上がらない。 例えばサンダードルフィンのような固定されるタイプであれば、より爽快感を楽しめると思うのだが。
ライドの更新
FUJIYAMAはオープン以来、ライドの更新(旧車両を廃車にして、新車両を導入)が頻繁に行われている。 オープン当初は青色と赤色(blue fire と red fire 勝手に命名)が用意されていた。 その後、金箔仕様の「金太郎」、銀箔仕様の「銀次」が導入される。 2006年には黒を基調にしたコラボ車両「氣志團號」。 更に「金太郎」「銀次」も、完全更新された(先代の金太郎は記念撮影用に保存されている)。 ピカピカの新車は、とても乗り心地が良いが、年数が経つとゴツゴツした感じになってしまう。 新車導入後が乗り頃でしょうね。 聞いた話であるが、新車両はサノヤスヒシノ明昌が造っているらしい。
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DATA
項目 備考
最高地上高度 79m あと1mで80mの大台なのに。。。と中途半端な印象を受けるが、これはバンデットの高低差78mを意識した設定と推測される。
最大落差 約70m 最高地点から、ほぼ地上すれすれまで、一気に落ちる。
最高時速 130km/h アップダウン重視のコースなので、スピードの持続感は希薄。
最大斜度 65度 純粋なローラーコースターでは、有数の急傾斜である。
最大G 約3.5G 重力愛好家にはやや物足りない数値だが、心地よさとGとは、必ずしも比例関係ではないことを覚えておこう。
最大カント角 90度 万歳した手が地面に擦れそうです。
軌道延長 2044.8m 距離をもう少し延ばしてギネス記録にする案もあったが、間延びを避けるために値を切り詰めたという逸話があるそうだ。
運転時間 約3分30秒
乗車人数 28名 4人×7両編成です。

乗車制限)
身長120cm未満、妊娠中、骨折なさっている方など。

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