車中泊で旅に出よう
2008 5月 裏妙義 presented by 深紫乃玲院

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05/05 : 圏央道−関越道−上信越道−甘楽PA(泊)
05/06 : 甘楽PA−国民宿舎裏妙義−木戸−丁須の頭−赤岩−三方境−国民宿舎−碓氷峠の森公園交流館 峠の湯(入浴)−関越道etc−帰宅

今年の5月連休は、長い連休を取りにくい曜日配列に加えて家族の予定も合わず、最終日の突撃になってしまった。 初日は夕方明るいうちに出発し、途中のファミレスで食事。 明日の行程を考えて、早めに就寝。

アタック当日。 夜中に雨が降ったようだが、明け方から文句なしの晴れ。 若干の春霞があるものの、表妙義の稜線から浅間山まで、きれいに見えている。 松井田妙義ICで高速を降り、裏妙義方面に進路を取ると、壮絶な絶壁が立ちはだかるようだ。 樹間から見えるのは、ひときわ高い岩塔に丁須岩? あんなところに登ろうとしてるのか?



風穴尾根のピーク、鶴峯山
国民宿舎裏妙義(バックは軍艦岩)



シャクナゲ
注意書きが物々しい登山口(6:55)

国民宿舎で駐車許可をもらい、裏手のテニスコートにクルマを置いて、早速出発。 樹林の中の、整備された歩きやすい道だ。斜度も緩くて気楽である。



歩きやすい散歩道?
頭上の岩場が見え隠れする



小さな滑滝
最初の鎖場(7:37)

30分くらい歩くと、岩がゴロゴロした沢沿いルートになる。 もちろん指導標・マークともにしっかりしているので、迷う心配はない、、、はずだった。 見上げると新緑の枝越しに、岩壁が左右に迫る。空は狭くなり、どこか陰気である。 桜の花びらが道端に落ちている。しかし既に散ってしまったのか、見上げても新緑ばかりである。 ついに鎖場が現れる。 だが、最初の鎖場は岩登りではなく、沢の大岩を越すためのもの。



木戸
第2の鎖場(7:53)

木戸を過ぎると、第2の鎖場。 ちょっとした壁だが落差もなく、どおってことない。しかし、意外に滑りやすいので注意。 妙義の岩場は、例えば穂高あたりと違い、つるつる滑りやすいのだ。



風穴尾根
岩に囲まれた感じ



直立した岩が、あちこちに
幽玄というか、ちょっと怖い

右側の沢を詰めるように進むと、斜度がキツくなってくる。 マークに従って進むと、3mくらいの濡れた壁に突き当たる。 なぜか鎖も無い。 どうにかよじ登ると、クマザサに覆われた道となり、なんだか変だなと思いながら進むと、行き止まりになってしまった。 周囲を探索してみたが駄目。 矢印を確認したのに、どこで道を間違えたのか? かなり後から来た登山者に追いつかれ、手分けして道を探したところ、はるか左手にルートを発見。 これでは誰でも間違うよ、どうにかしてくれ。約25分のロス。

やがて沢を直登する急斜面に出くわす。3番目の鎖場だ。 鎖無しでも登れそうな斜面だが、滑落するとどこまでも行きそうなので、鎖を使って慎重に登る。



斜面の途中から振り返る
ひと頑張りで稜線

登りきると、やせ尾根に飛び出す。 馬乗りできるほどの狭さで、ここに立つには勇気が要る。 道は左右に分かれ、丁須の頭へは、左手に進む。



稜線の指導標(9:26)
ゲート状の岩

ピンクフロイドの「対」(The division bell)みたいですね。



横川方向、遠景は榛名山
岩場のトラバース(意外に怖い)

絶壁の基部を巻くと、直立した岩に鎖が掛かる。 ここは2通りのアプローチがあるようだ。
1) 先に岩を登って右側にトラバース
2) 岩場の下を歩いて、後で岩登り
後者は岩場がドロドロに濡れていたので、1)のルートを選ぶ。 登りは何でもないが、トラバースの方が嫌な感じだった。 足場は斜めっているし、鎖はだらりと下がっているので、不用意には頼れない。 無理やり手を伸ばして、ボルトをつかみながら通過した。

難所?をクリアすると、いよいよ丁須岩の基部。 斜度50度くらいの鎖を登ると、一気に展望が開ける。



表妙義・白雲山(天狗岳、相馬岳)(9:42)
表妙義・金洞山(東岳、中之岳、西岳、星穴岳)

2段目(斜度80度くらい)の鎖を登ると、丁須岩の肩に到達。 ここは数人で満員になる狭いスペース。 両側が切れ落ちて、長居するのはちょっと怖い。 3段目の鎖(オーバーハング)を登れば丁須岩のてっぺんだが、これは無理。撤退しよう。



丁須岩の肩にて
赤岩方面

山桜は若干残っていたが距離があり、写真では判別しづらい状態だ。



谷急山、荒船山、八ヶ岳
丁須岩の鎖(上部)



西大星越しに浅間山
丁須岩の鎖(下部)

この鎖は妙義エリア屈指の難度で、岩登りの訓練をつんだ方以外は取り付くべきではない、とされている。



松井田方面、妙義湖が見える
パノラマではありません、、、

連休最終日ながら、山頂は目立った混雑はなかった。 横川駅から直接登ってきたという若い男性2人組、中高年の小グループ数組といったところ。



丁須の頭から来た道を下る
丁須岩を振り返る(10:33)



満開のつつじ
烏帽子岩と赤岩



浅間山
縦走路に進入する

この付近に展望ポイント有りとの情報をつかんでいたが、気づかないうちに通り過ぎていたらしい。 悔しい。



金洞山と風穴尾根
風穴尾根越しに鹿岳(かなたけ)

ほんの少しの間、稜線漫歩を楽しむが、すぐに現れる「20mチムニー」。 割れ目状の垂直な鎖場を下る、本コース最大の難所だ。 進むべきか退くべきか暫し議論(FUJIYAMAより怖い?とかバンジージャンプの方が怖くない?とか)になったものの、他の方が下っていくのを見ていると、不思議と行けそうな気がしてくる。



上部はほぼ垂直だが、足場が多い
下方を覗き込む(10:52)



意を決して鎖に取り付く
クリア後に振り返る(11:11)

この鎖場は、上部は足場も多く、高度感をダイレクトに味わうこともないので、見た目ほど怖くない。 中間部からは斜度も緩くなり、安心感が出てくるが、 滑りやすくなってくるので、鎖をしっかり握っておこう。 疲れたら、安定した足掛かりを探して休めば問題ない。




ほぼ平坦な稜線歩き



烏帽子岩と赤岩



赤岩の案内板(11:30)
直後に鎖場を下る

ここの鎖場は、下に行けば行くほど急で、しかも滑りやすい。 ステップが刻んであるものの、下りだと判りづらい。 特に最後の1箇所は全然見えなかったりするので、ステップの場所を第3者に教えてもらっちゃいましたw



新緑と金洞山
いよいよ赤岩の核心部に入る



鎖場のトラバースが続く
赤岩下部



丸太の桟道
赤岩上部



ガイドブックで有名な金属製桟道(11:52)
赤岩下部(反対方向)



途中から桟道が落ちている
表妙義展望が欲しいまま

ここは見た目ほど怖くなく、慎重に通過すれば問題ない。 桟道が落ちている部分は、しっかりした足場あり、鎖から手を離さなければOKと思う。



また鎖場
丁須の頭、でも丁須岩は見えず




烏帽子岩

ようやく赤岩を抜け、穏やかな道になる。 そして浅間山方面の展望が開ける。



見晴と呼ばれる展望ポイント(12:32)
浅間山



奇妙な岩が、にょきにょきと
「七人星」と呼ぶらしい



烏帽子岩のトラバース
赤岩に比べると、あっさり通過できる



烏帽子岩を振り返る
右は丁須の頭

ここからは、風穴尾根の頭に向かって、わずかながら登りになる。 登りつめたところ、左後方に露岩あり絶好の展望ポイントになっているが、 見落としやすいので注意しよう。 岩に乗るにも足がかりが悪いので、子供に尻を押してもらったw




露岩にて(パノラマのつもり)(13:15)



烏帽子岩と赤岩
丁須の頭



丁須岩が見える
金洞山

残念ながら南側は藪に覆われ、何も見えない。 しかしここは最後の展望なので、くれぐれも見落とさないように(逆コースなら判りやすい)。 あとでわかったことだが、付近に2mくらいの穴あき岩があるらしい。全く気づかなかったが。 三方境への下りが始まる。



樹間から谷急山
大きな絶壁があることが判る



三方境で小休止(13:40)
巡視道からの金洞山

国民宿舎に向かって、巡視道を下る。 風穴尾根をトラバースするように幾つもの沢を渡り、緩やかに下っていく。 「山と高原地図」によれば、風穴尾根や星穴岳が良く見えるポイントがあるそうだが、すべて樹林帯で見通しが利かない。




新緑のシャワー




馬頭尊?

ここまで来るとゴールは近いが、最後にもうひとつ関門?がある。 中木川を石伝いに越さなければならない。 水量が多いと渡渉になってしまいそう。



軍艦岩?
川を渡って林道に出る。あとは国民宿舎まで淡々と(14:59)

健脚なら谷急山も往復できる時間だったりする。我ながら鈍足だが、無事に帰ってこれて、良かった良かった。



相馬岳北尾根 890mピーク
星穴岳



ナナフシ幼生
峠の湯Pから裏妙義

見落としポイントの調査を兼ねて、紅葉の季節にでも再訪してみたい。 あるいは白雲山にチャレンジ、、、は無理かなぁ。

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