Johannes Schmoelling / Wuivend Riet (1986)

NEC Avenue A32C-71

『ゴリゴリ・ギシギシ』

身も蓋もないキャッチフレーズ?になってしまったが、タンジェリンドリームとの音の違いを端的に表してみたつもりである。 アルバム・コンセプトのようなものは感じられず、作品集といったところか。 渋めのニュー・エイジか、あるいはアートオブノイズ的なインダストリアル・サウンドか、傾向がはっきり分かれている。 曲の出来は全般に良いので、廉価なら迷わず確保しておきたい。

[マットヨーラは、まだ生きている]
ダウンテンポなエレクトロニック・ニューエイジ。 一般の音楽ファンでも安心して聴ける、バランスの良い仕上がりである。 タイトルは「Abschied Von Matjora」なる映画(ドラマ?)に因むのか? 調べてみてもドイツ語のサイトしかヒットしないので、地元だけで知られる作品かも。

[Tide(シュテファンにとって)]
時計の音をサンプルした、インダストリアル系ミニマル。 中盤はそれなりの盛り上がりがある。 タンジェリンドリームの同名作品とは、特に関係なさそう。

[Kneeplay No.9]
叙情的なエレクトリック・ピアノ・アンサンブル、みたいな作品。 曲名はフィリップグラスの「浜辺のアインシュタイン」の一節を思わせるが、特に関係なさそう。

[木製の義足で歩くこと]
変拍子っぽいミニマル作品。

[Waving Reed 第1部]
アルバム後半は、やや実験的。 蛙や鳥の鳴き声や、舌なめずり音。熱帯雨林っぽいネタながら、機械的に聞こえる。

[Waving Reed 第2部]
ドローン+ガムラン風ミニマル。

  1. Matjora Is Still Alive 4:56
  2. Zeit (For Stephan) 6:34
  3. Kneeplay No. 9 3:58
  4. Walking On Wooden Legs 3:52
  5. Wuivend Riet Part I 6:18
  6. Wuivend Riet Part II 12:48



国内盤(ジャケット差し替え)

当時はニューエイジ・ミュージックがブームだったこともあり、 ほぼリアルタイムで国内発売された。 ただし、Erdenklangレーベルのアーティスト達( Jakino's 7th World, Tri Atma & Gyan Nishabda, Gerd Bessler, Matthias Thurow )をImagine Musicなるシリーズにひとまとめにして、ジャケットも変更してのリリースだった。


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