Tangerine Dream
[末尾]


Melrose (1990)

Private Musicレーベルからの最終アルバム。 本作から、エドガーの息子であるジェローム・フローゼが正式加入し、 一方でPaul Haslinger在籍最後の作品となった。 タイトルは地名(L.A.のどこか)と思われる。 参考までに、ブックレットには次のような詩が掲載されています。
The Crows maintain, a single crow could destroy heaven, that is doubtless, but doesn't move heaven, for, heaven implies precisely; impossibility of crows. -Franz Kafka

Private Music 2078-2-P - total time : 59.24


  1. Melrose 5.44
  2. Three Bikes In The Sky 5.58
  3. Dolls in the Shadow 5.10
  4. Yucatan 5.16
  5. Electric Lion 8.13
  6. Rolling Down Cahuenga 6.43
  7. Art of Vision 5.30
  8. Desert Train 10.17
  9. Cool at Heart 6.09

Edgar Froese : Keybords,Guitar
Paul Haslinger : Keybords
Jerome Froese : Keybords,Guitar
(Hubert Waldner : Sax on Melrose)

前々作Lily on the beachの延長線上の作品。 各曲の尺は長くなったが、かつてのようなプログレっぽさが戻ってきたわけではない。 Miracle Milesのようなシーケンスも残念ながら期待できない。 '90年代テクノテイストは有りません。

タイトル曲の#1は2段構成の佳曲。 前半は80年代後半の典型的なコード進行と、ゆったりしたビート。 加速すると、伸びやかなソプラノサックスが爽やかな主題を奏でる。 ドラムマシンが出しゃばり過ぎ?と感じるが、とりあえず今後の展開を期待させられる。 #2はノンビートの導入部からラテン系のパーカッションを加えて、ギターソロで盛り上がる。 かなりニューエイジが入っているが、ジャケット写真のような早朝の砂漠(平原?)みたいなイメージか。

#3はビート主体の曲。地味ながらシーケンスも使われている。 サスペンス風でスリリングではありますが、徐々にパワーを落としていくような。 #4もビート主体だが前トラックに比べると安直かなぁ。まぁそこそこです。 #5は#2をマッタリさせたような曲。中間部のギターソロが、ひねりを効かせている。 #6は#3-4系の、妙にポップなナンバー。たまに沖縄民謡調のフレーズが出てくる。 なぜかエンディングだけシリアスっぽい。#7も、ほぼ同系列。

久々に10分を超える#8はリフレインの組み合わせ。 変拍子もあり、時間を追うごとに色々な表情を見せる好トラックだが、チャラチャラ・バタバタした電気ドラムを一掃すれば、評価が上がるかもしれない。 ラスト#9は叙情的エレピとシンセ。ん〜姫神そのもの(笑)



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