Tangerine Dream
[末尾]


Lily On The Beach (1989)

Private Musicからの第2弾。 各曲の演奏時間も、更に短くなった。 注目するべき点は、オリジナルアルバムにおいて、初めてジェローム・フローゼが演奏に参加したこと、 久しぶりに管楽器が使用されたことである。

Private Music 2057-2-P - total time : 56.20


  1. Too Hot For My Chinchilla 3.47
  2. Lily On The Beach 4.16
  3. Alaskan Summer 3.33
  4. Desert Drive 3.47
  5. Mount Shasta 4.26
  6. Crystal Curfew 4.57
  7. Paradise Cove 3.45
  8. Twenty-Nine Palms 3.19
  9. Valley Of The Kings 5.05
  10. Radio City 4.04
  11. Blue Mango Cafe 4.12
  12. Gecko 3.33
  13. Long Island Sunset 7.00

Edgar Froese : Keyboards, Lead Guitars, Drums
Paul Haslinger : Keyboards, Rhythm Guitars, Stick, Drums
Jerome Froese : Lead Guitar on Radio City
Hubert Walnder : Sprano Sax and Flute on Long Island Sunset

基本的には前作の流れを汲むが、各曲の特徴がはっきりせず、つかみ所が無くなった感がある。 決め所のメロディーは地味で、通して聴いても印象が薄い。 しかし、さりげなく複雑なアレンジが施されているので、聴き込めば味が出るかも。 十八番のシーケンスはすっかり鳴りを潜め、生ドラムっぽいリズム隊やエレキギターが登場するなど、 どちらかというとロック・フュージョン寄りの作風か??

#1は緊張感、緊迫感に溢れるアップテンポなトラック。 畳み掛けるような展開で、短いながらも印象的な好トラック。 サスペンス映画のテーマ曲みたいな感じです。 タイトル曲の#2は凡庸っぽいですが、盛り上がってくると、印象的なメロディが現れます。

#3は淡々としてるかなぁ。 #4は転調を多用した曲。4分足らずで何度も切り替わります。 #5は、しっとりと幽玄っぽい。 #6も#7もイージーですが、#7は一瞬だけMidnight In Tula (White Eagle)のようなシーンあり。 #8は叙情的なエレピ・ソロ。良い曲です。 #9はトロピカルでジャジーな、流麗なリズムトラックがクールです。 #10は途中の変拍子が出まくるところが聴き所。シーケンスも部分的に使われている、みたい。 あっ、ジェロームのギターだ!と気付くほどではない。 #11もイージーだが、たまに現れる奇数拍子に萌えるくらいかなぁ。 #12は性急なエスニックビートに乗って、自由奔放に展開する。 スケール感は今ひとつだけど、そのうちフェイドアウトで終了。

#13は、サックスが主旋律を取るスローナンバー。 アルバム締めくくりにふさわしい、良い曲です。 そのままマッタリ行くのかなと思っていると、4分近くになってシーケンスが入ってくる。 やっぱりタンジェリンはシーケンスだよね、フルートに持ち替えて急加速。 そしてもう一度主旋律に戻って終了。



裏表紙
見開き

ジャケットのグラフィックスは、フォトレタッチ・ツールで遊んだ結果を、そのままセーブしたような出来。 カラフルだが、プア。いっそうのこと、見開きを表紙にしたほうが良かったのでは、と思えるほどでした。


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