Tangerine Dream
[末尾]


Goblins Club (1996)

オリジナル・アルバムにおける、"The Seattle Years" 最終作。 次回作から、TDI Musicからのリリースになる。

Sequel (USA) 1022-2 - total time : 55.59


  1. Towards the evening star 6.19
  2. At Darwin's motel 7.25
  3. On cranes' passage 4.31
  4. Rising haul in silence 7.36
  5. United Goblins Parade 5.47
  6. Lamb with radar eyes 8.42
  7. Elf June and the midnight patrol 4.43
  8. Sad Merlin's Sunday 10.52

produced by Edgar Froese
Edgar Froese : kb, g, ds
Jerome Froese : kb, g, ds
and other guest musicians
recorded : May to July 1996 at Eastgate Studios Vienna
cover artwork : Edgar Froese

#1は、印象的なピアノのリフとシーケンスにつながる導入部から、傑作の予感が走る。 クールでアップテンポなビートが加わると、圧倒的な疾走感に身を任せるのみで、 まさしく後期タンジェリン・ドリーム屈指の名曲と言いきれる。 生ドラムを使ってるようで、テクノっぽさは感じられないです。 「うーわぁお」なんて男声スキャット入れるのも珍しいかな、多少イージーだけど。

#2はフィリップグラスを思わせる、メカニカルなミニマルでスタートする。 最後までミニマルで通してくれれば、と思うのだが、電気ドラムが鳴り始めると、次第に凡庸になっていく。 1分30秒を過ぎると、その後は「別の曲」。 出来としては、まぁ普通だが、コーラン風の女性ボーカルが入ってくる。 エンディングの不気味なパーカッションは、意外な展開。

#3はエスニックなパーカッションとシーケンス、ギターです。 #4はCat Scane (Optical Race)を重くしたような曲か? 部分的ながら、さりげなく流れるベース・シーケンスは、Klaus Schulzeあたりが好んで使いそうなフレーズかも。 色々展開を変えて、いろんなことを演っているが、結局取り留めなくなってしまったようだ。 #5はニューエイジの一言で片付けてしまうところだが、ラストのジャラジャラ鳴ってるギターが面白いかな。 #6はアップテンポながら起伏のある展開と、緊迫するギターが聴き所。途中でやや飽きるけど。

#7は、重厚なストリング・シンセをフィーチャーした、ノンビートのナンバー。 シンフォ系プログレのイントロみたいな重厚なナンバーだ。 続く#8も哀愁アコースティック・ギターのイントロがシンフォ系している。 エスニックなパーカッションがリズムを刻み、高らかなシーケンスが走り始めると、 ラストのクライマックスへの期待が高まるのだが、どうも加速感が今ひとつで、、、、
そして、5分を過ぎると軽い曲調に変わってしまい、興ざめなのが残念。 盛り上がらないので、止めちゃっても良いでしょう。

このアルバムは形態によって収録曲目が異なったり、曲の演奏時間が違ったりするので、注意が必要だ。



見開き1
見開き2

写真にはLinda Spaが大々的に写っているが、演奏は#8のみクレジットされている。 このアルバムもTDIからのリイシューでジャケット変更されたが、ゴブリン・キャラ?が「能」になっている。 音のイメージからも、???としか言えない。


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