Edgar Froese
Aqua (1974)

Virgin CDV 2016 - total time 47:23

  1. Aqua 16:58
  2. Panorphelia 9:38
  3. Ngc 891 14:50
  4. Upland 6:31

エドガー・フローゼのソロ1作目。 Phaedraのデモ録音、あるいは制作中に生まれたアイディアを書き留めたかのような雰囲気である。 ゆえに音数も少なく、完成度を求めた作品ではなさそうだが、ピュアなエレクトロニック・サウンドを味わうことができる。

[水の]
水の音とシンセサイザの効果音、そしてオルガンのドローンが続いていく。 はっきりした主題や展開もなく、Mysterious Semblance〜からメロトロンを抜いただけかもしれないが、陽の光を感じるような安らかなサウンドである。 ただしラスト3分前くらいに場面転換あり、うねるようなドローン効果が圧巻。 こちらはZeitのイメージか?

[Panorphelia]
ホワイトノイズの繰り返しに導かれ、 シンセベース・シーケンスとメロトロンのアンサンブルが繰り広げられる。 タイトルは造語なのか、シリアゲムシ(Panorpidae)の一種なのか?

[NGC891]
ジェット機の音でスタートするNGC891は、アンドロメダ座方向に位置する銀河の名称。 ワンコード・ワンリフなシンセベース・シーケンスと、オーボエ風その他のシンセソロ。 前トラックと同様に最小限の音数で、Phaedraの原型のようなシーケンス。 Chris Franke がゲスト参加でシンセサイザをプレイしている。

[高地]
泡のような音程不明瞭なシーケンスとオルガンサウンド。 Movements Of A Visionaryのデモに聴こえなくもない。 強烈なリバース音で終了する。



全図
見開き

EastgateレーベルからのEdgar W. Froese (Edgar Wilmar Froese) 名義のリイシュー版(以降、Wフローゼ版)に注意。 これはオリジナル録音に手を加えた編集版(いわゆるidiot remixing)であり、コレクター向けである。 幸い?オリジナルとは似ても似つかない(何かの「はらわた」のようなCG)ジャケットなので、買い間違える心配は無いと思う。 出回ったのは、2005年頃。

2012年にはSolos (1974-1983) The Virgin Yearsなる4枚組みコンピが発売されたが、こちらはオリジナル版である。 Aqua, Epsilon In Malaysian Pale, Ages, Stuntman, Pinnaclesを完全収録(Macula TransferとKamikaze 1989は華麗にスルー)。 音さえ聴ければ良いなら、お薦めできる。 ボーナストラックに○○オルタネイト・バージョンなるものがいくつか収録されているものの、曲名が不正らしい。 イプシロンの中身が〜カプリコーンだったり(ちなみにイプシロンのオルタネイトは、どこにも居ない)。 Macula Transferのif 810がコッソリ仕込まれていたり。


<−前へ.. [先頭] ..次へ−>

EXIT