Popol Vuh
In Den Gärten Pharaos (1971)

Spalax/King Record/SPV total time 37:30 + 20:25


  1. In Den Gärten Pharaos 17:38
  2. Vuh 19:52
  3. bonus tracks:
    Kha-White Structures 1 10:16
  4. Kha-White Structures 2 10:09

Popol Vuh の2作目。 前作同様にエレクトリックサウンドを多用しながらも、ニュアンスの変化がはっきりと判る。 ボーナストラックはSPVからのリイシュー版に収録。

フリッケは、後にタンジェリン・ドリームの3作目 Zeit でシンセサイザをプレイする。 時期的に近いので、ときおり現れるソロパートの感触が Zeit に似ている。

In Den Gärten Pharaos(ファラオの庭で)
リアルな波の音でスタート。 そして空ろなシンセサイザ・サウンドに引き継がれる。 脈打つような発振音、そして微風のようなドローンが断続する。 5分を過ぎると、打楽器の速打ちが加わり、イメージを変える。 寄せては返すような無調のドローンと、エスニックなドラムスとの共演がスリリングだ。 後半に向けて、より激しさを増したところで、ラテン音楽風のパートにスイッチ。 非常に「音楽的」であり、エレピソロはサンタナ風かも。 生々しい水音にかき消されるように終了する。

Vuh
冒頭から大音量の混沌サウンドが襲い掛かる。 オルガンを主体とした荘厳なドローンで、シンバルが高らかに打ち鳴らされる。 ヨーロッパかどこかのカルト儀式的な曲であり、 これまでの「自然の囁き」「原始性」を感じる曲とは、印象が大きく異なっている。 5分前後にリズミカルなパーカッションが入るものの、大半は轟音の奔流で、無節操に感じられないこともない。

Kha-White Structures 1(kha-白い構造)
単音の電子音ドローンと無機的なソロ・シンセ。 シンセの奏法がTngerine Dream / Zeit に通じる感じがする。

Kha-White Structures 2
脈打つような単音電子ドローン。 メロディらしいものもフレーズらしいものも無い、実験的なトラックである。 ややヒスノイズが大きい。

Florian Fricke / Moog synthesizer, organ, Fender electric piano
Betina / cymbals, production
Frank Fiedler / Moog synthesizer, mixdown
Holger Trulzsch / African & Turkish percussion
※Prog Archives.comを参考にしました。


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