Popol Vuh
Bruder des Schattens, Sohne des Lichts (1978)

Spalax / SPV - total time 40:34


  1. Brüder des Schattens - Söhne des Lichts 18:49
  2. Hore, der du wagst 5:54
  3. Das Schoss des Irrtums 5:37
  4. Die Umkehr 5:59
  5. bonus track (SPV only) :
    Sing, For Song Drives Away The Wolves 4:15

本作はヴェルナー・ヘルツォーク監督の映画、ノスフェラトゥのサントラとして制作された。 ノスフェラトゥは吸血鬼ドラキュラを題材とした作品で、ヘルツォーク監督の代表作の一つとされる。 ただし筆者は映画を観ていないので、これ以上のコメントは控える。

この映画のサントラはもう1品種あり、Nosferatu というタイトルでリリースされている。 収録内容も本作とは異なるので、両方持っていても損はないが、本作はPopol Vuh作品としても傑作の部類に入るので、まずはこちらの入手をお薦めする。

Brüder des Schattens - Söhne des Lichts(影の兄弟 - 光の息子)
壮大なスケールの、アコースティック・アンサンブル。 ピアノとギターのリフレインが続いていき、 オーボエとインド楽器による、優しく包み込むようなバッキングが心地よい。 基本的にはミニマルな構造で、中期傑作ナンバーとして不動の作品と思う。 この曲はいくつかのコンピレーションアルバムに収録(時には英語タイトルで)されているが、演奏時間が16分台のものや、音量バランスの異なるバージョンが確認されている。 全て聴いたわけではないが、このアルバムの音質がベストと思われる。 また、終盤の「決めのフレーズ」は、後の作品 For You and Me (1991) にて女声ボーカルを加えて、"Om Mani Padme Hum" としてリメイクされた。

Hore, der du wagst(HORE, 君は敢えて行う)
ピアノとオーボエを主体とした重厚なアンビエント作品。 Bruder des Schattens〜のフレーズが少しだけ聴こえる、心に染み入るナンバーだ。

Das Schloss der Irrtums(エラーのこの段階)
多重ギターミニマルアンサンブル。 前の2曲とは別セッションなのか、音質がやや劣る。

Die Umkehr(復帰)
キングミノス後半のモチーフを使用した作品。 絶妙に緩くリラックスした演奏は、いつもどおり。 そういえば「サナダムシが云々」という歌があったが、何処となくメロディが似ている。 やはり1〜2曲目よりも、音質がやや劣る。

Sing, For Song Drives Away The Wolves(狼を追い払う歌を歌おう)
ボーナストラック。 明るく爽やかなミニマルインスト。 途中でとんびが鳴くような効果音あり。 この曲をキーにして既存曲を集めたコンピレーションもあったが、 このアルバムで聴けば十分と思われる。

Florian Fricke / piano
Daniel Fichelscher / acoustic & elelectric guitar
Alois Gromer / sitar
Bob Eliscu / oboe
Ted de Jong / tamboura


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