音魂師 宗野晴彦
Soul Traveler 〜魂の旅人〜 (2004)

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  1. Soul Traveler 〜「アカーシャの記録」より〜
    Trip.1 A certain day and sudden death ある日、突然の死が… 3.40
  2. Trip.2 Returns to hades 常世への回帰 5.44
  3. Trip.3 World of spirits 霊界 6.05
  4. Trip.4 Love and peace 慈愛と平和 4.05
  5. Trip.5 Fate passes. 運命に流されて 2.36
  6. Trip.6 Karma 業(カルマ) 8.08
  7. Trip.7 Reincarnation 輪廻転生 6.49
  8. Trip.8 Akashic Record アカーシャの記録 5.41
  9. Succubus 5.07
  10. Mind Runner 6.24
  11. 魂の旅人(Another Remix) 7.54

大分を拠点に活動する音魂師 宗野晴彦氏の第2作目。 42分を超える大作組曲Soul Travelerと、短編3曲からなる、入魂の力作です。 その音楽性は極めて雑食性で、ロック、オルタナティブ、エスニック、ニューエイジ、アンビエント、テクノ、 変態電子ノイズにまで及びます。 多彩なサンプルボイスを含め、雑多な音がギッシリ詰め込まれていますが、決して破綻することなく、 聴くたびに新しい発見があるような、絶妙なバランス感覚です。 サイケデリック指向のプログレがお好きなら、一聴をお薦めします。

#1はやや暴力的なナンバーで、理不尽な死を演出しているようです。 「いったい何が起きたのだ?」と思えるほど、色々な音が鳴ってます。 叫び声を残し、そして旅立ち。 アンビエントなシンセから、情熱的なスパニッシュ?ギター、妖しげなシーケンスまで、目くるめく展開。 色々なシーンを彷徨い、そして安らかな#4に到達します。 しかし安息は長くは続かず、#5-#7への波乱に富んだクライマックスへと突き進んでいきます。 タイトルについては「アカーシャ(Akasha)というのはサンスクリット語で、天空を満たす 精気(Ether)という意味です。アカシックレコードとは、時間・空間を超越して、すべて の生命体の生涯に亘る完全な記録がアカーシャの中に永遠に記録されたものです。」だそうです。 蛇足ながら、ラストのシンセ音は、Namlook Seasons Greetings =Winter= SEA01 を髣髴とさせられます。

#9と#10はロックまたはテクノ寄りの作品で、起伏に富んだ奇想天外な展開です。 特に#9の"Succubus"は音魂師のテーマ曲のような位置づけで、ハードボイルドで妖しい雰囲気をもっています。 次回作の主題曲になり、以降も別ミックスが次々に制作されています。 発展し続ける作品といえるかもしれません。

#11はSoul Travelerの予告編としてネット公開されていた音源の別ミックス。 淡々としたテクノと叙情的なフレーズを織り交ぜつつ、持ち前の奇想天外さと変態ノイズをコラージュした作品です。 初期バージョンよりも効果音が増えて、賑やかな仕上がりになっています。 ただ、お聴きになると分かりますが、本編とは別の曲だと思います。


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