Grand Funk Railroad
Grand Funk (1969)

Capitol - total time 59:16

  1. Got This Thing On The Move 4:37
  2. Please Don't Worry 4:18
  3. High Falootin' Woman 3:00
  4. Mr. Limousine Driver 4:25
  5. In Need 7:53
  6. Winter And My Soul 6:37
  7. Paranoid 7:49
  8. Inside Looking Out 9:31
  9. bonus tracks :
    Nothing Is The Same (demo) 5:38
  10. Mr. Limousine Driver (2002 remix) 5:28

前作から半年のインターバルでリリースされた2ndアルバム。 前作は妙に「音の分離の良い」ミックスだったが、ここでは「ライブ一発録り」のような無骨なサウンドが飛び出す。 特に、過剰に強調されたベースと、軽快なドラミングとの組み合わせが絶妙だ。 そしてギターソロの音量も、でしゃばりすぎくらいデカい。 まさにトリオ編成の醍醐味であり、彼ら本来の持ち味が発揮されたようである。 冒頭から「2曲組み合わせ」的な展開が現れるが、やはりプログレファンにとっての注目は、後半の長尺曲群だ。

#5のIn Need は「3部構成」。 明朗な導入部から突如転調する「第2部」は、メルのベース音が異常なまでに強烈。 ウネウネとうねるようなベースに圧倒される。 「第3部」はエンディングで、ソロギターやら何やらで2分ぐらい引っ張る。 わおっ!とか叫んでるし。

#6は、間奏がいつの間にか3拍子になって、ジャズロックに切り替わるのが聴き所。 切り替わりは自然に流れて、ナイスな仕上がりである。 #7は、導入部とエンディングにサウンドエフェクトを使用している。 最初はカオスなサウンド。 アブラゼミがミンミン鳴きまくるヘヴィなギターが途絶えると、赤ん坊の泣き声で終了。 これらのサウンドエフェクトは、Pink Floyd(シド・バレット在籍作品)の影響を少なからず受けているに違いない。

#8はThe Animals(1966年作品)のカバーで、9分半の長尺曲。 彼らの代表曲のひとつになっている。 序盤はオリジナル曲を尊重しているが、その先はアイディアに満ちた拡張展開になっている。 重厚ドラム&ベースな間奏やハーモニカによる新パートもあり、しっかりとした曲構成で楽しませてくれる。 ちなみにオリジナルのThe Animalsバージョンは加速しながらカオス化して終わる。

ボーナストラックの#9(デモ)は次回作収録曲。 #10は新ミックスとなっているが、原曲のフェイドアウトの続きが聴ける。

Mark Farner: vo,g
Don Brewer: ds
Mel Schacher: b
Produce: Terry Knight


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