ジンギスカン
Dschinghis Khan
[空耳化] [末尾]

グループ発足の経緯
ミュンヘン・サウンド終盤の1979年、旧西ドイツのプロデューサー、ラルフ・シーゲル Ralph Siegelと経済分析専門家で作詞も手掛けたベルント・マイヌンガー Bernd Meinunger博士は、当時世界的にブレイク中だったボニーMのようなグループを作ろうとした。 ボニーMのヒット曲「怪僧ラスプーチン」をモデルに「ジンギスカン」という曲をピアノで制作し「ユーロビジョン・コンテスト」に応募した。その結果、本選への出場権を得たので、メンバーを集めてグループを結成した(本選とグループ結成との時間関係は曖昧なようです)。 ダンサーのルイス・ヘンリック・ポンジェッター Louis Henrik Potgieter(1996年没)は、ラルフ・シーゲルとベルント・マイヌンガーの友人であるアメリカの振付師ウィリアムズミラーの紹介で参加。 他のメンバーはオーディションで選ばれた。本選の結果は4位となり、ジンギスカンのシングルは50万枚を越すヒットとなった。 グループ名のDschinghis Khanはドイツ語表記。 大部分の曲がドイツ語で歌われるが、英語表記のGenghis Khanの方が広く知られている。



Dschinghis Khan (1st)
ROM (2nd)



Non Stop Best Hits

Dschinghis Khan
記念するべき1stアルバム。「ジンギスカン」「めざせモスクワ」「ロッキング・サン」「サムライ」などの代表曲を収録。 歴史的な事象や人物、小説などでつづる世界紀行的なコンセプトになっている。 「めざせモスクワ」は6分近いロングバージョン。 ハミングによるイントロや演説などが入ってくる。 「ハッチ大作戦」をボーナストラック収録し、12曲仕様になっている。 このアルバムは意外にも、日本盤CDでしか復刻されていない。 海外盤はコンピレーションCDばかりになっている模様。

ROM (greatest hits)
もともと2ndアルバムとして制作され、ボーナストラックとして「ジンギスカン」「めざせモスクワ(シングルバージョン)」「ハッチ大作戦」「密告者のテーマ」の4曲を収録した作品。 国内発売にあたり、「密告者のテーマ」を「サムライ」に差し替え、曲順を入れ替え、タイトルもgreatest hitsに変更された。 なので本来の意味でベストアルバムではない。 さらに「インカ帝国(オリジナルは7分を超えるロングバージョン)」が、シングルバージョンに差し替えられてしまっている。 アルバムは、なんといっても壮大なプログレッシヴ・ロック風の「栄光のローマ」がインパクト絶大。 「さらばマダガスカル」「コンチキ号」「キャプテン・ネモ」「宇宙からのメッセージ」などの隠れ?名曲も収録され、味わい深い作品だ。

「インカ帝国(ロングバージョン)」は、シングルバージョンしか知らない方にとっては、驚きに値するだろう。 起伏のあるスケールの大きな作品で、アコースティック・ギター+コーラスによるノンビートのパートと、ディスコ調クライマックスの組み合わせが、2セット繰り返される。 シングルバージョンではノンビート・パートが全面カットされている。 とても味わい深い作品であり、歌詞の意味も深いので、和訳を読んでおくとよいだろう。

Wir Sitzen Alle Im Selben Boot
3rd アルバム。「哀愁のピストレーロ」「ローレライ」などを収録。

Helden, Schurken Und Der Dudelmoser
Corrida

Non Stop Best Hits
日本独自企画のノンストップミックス。 ベストヒッツを謳っているが、実際は1st+2nd(ハッチ大作戦を含む)の全22曲にThe Story Of Genghis Khanを加えた内容。 なのでベスト盤としては疑問符が付いてしまう。 また、ノンストップ編集により、各曲若干短縮されているが、それでも3分前後の長さになっているので、じっくり楽しむことができる。 曲のつなぎ目は絶妙で、70分あまりの時間を感じることなく一気に聴ける。 特に冒頭「ジンギスカン−ハッチ大作戦−ロッキング・サン−密告者のテーマ」までの、息つく間も無い流れは圧巻。 その後は叙情派ナンバーやバラードを配して、「栄光のローマ−プスタ−めざせモスクワ」が後半の山場。 そして「インカ帝国」からラストのThe Story Of〜になだれ込む。 本作は2001年にリリースされており、空耳フラッシュ等によるリバイバルヒットとは関係しない。 制作はベテランDJの松本”赤シャツ”みつぐ氏とKohraroh Chuganji氏。 とても良い仕事をしています。


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