Amon Düül II
Phallus Dei (1969)

Repertoire/Captain Trip - total time 58:29


  1. Kanaan 4:02
  2. Den Guten, Schonen, Wahren 6:12
  3. Luzifers Ghilom 8:34
  4. Henriette Krotenschwanz 2:03
  5. Phallus Dei 20:47
  6. Freak Out Requiem I 4:02
  7. Freak Out Requiem II 3:47
  8. Freak Out Requiem III 0:42
  9. Freak Out Requiem IV 7:49
  10. Cymbals in the End 0:31

アモンデュールIIは、もともと政治団体的なコミューンであったアモンデュールから分離独立したユニットである。 分離の目的は、音楽的側面の追求とされる。 本作は、その1stアルバムである。

アフリカの部族的なドラミングは、オリジナルのアモンデュールを継承するものである。 しかし間もなく現れるサイケデリック・ジャズロックや奇数拍子は、アモンデュールIIならではのエレメント。 演奏面は決して精密なものではなく、ずばりラフであり、それがかえってスリリングなサイケデリック・サウンドを演出している。 多用されるブレークビーツ。 ヴァイオリンは音が歪んでメロトロンっぽく聴こえることも。 そして特筆できるのは、オペラチックで大袈裟なドイツ語ボーカル隊。 男女混声で、アメリカ・インディアンのごとく、あわわわわわw・・・なんて演ってくれるので、抱腹絶倒もの。 後の MAGMA などに通じる、、、かも、、、ね。

20分を超えるタイトル曲は、相変わらず大袈裟にオペラチックだが、中間部のサイケデリック・ジャムが聴き所。 ギター群と、ダッダッダッダッと打ち鳴らされるリズム隊とのせめぎあい。 このスタイルは後の Ash Ra Tempel にも継承されているようだ。

ボーナストラックは、サイケデリックなインスト・ジャムを集めたもの。 マスターが劣化しているのか、ノイズが目立つ部分もある。 最終トラックはタイトルどおりシンバルのみのソロ。

クラウトロックを追体験するには必聴のアルバムであり、筆者も「最高に楽しいアルバム」と一押しできる。 ボーナストラック付きのリマスター盤は大幅に音質向上しており、こちらの入手を推奨する。

Peter Leopold / drums, percussion, piano
Shrat / bongos, violin, vocals
Renate / vocals, tambourine
John Weinzierl / bass, guitar
Chris Karrer / violin, guitar, sax, vocals
Falk Rogner / organ, synth
Dave Anderson / bass
Dieter Serfas / drums, electric cymbals
Holger Trutzsch / Turkish drums
Christian Burchard / vibraphone


<−前へ.. [先頭] ..次へ−>

EXIT