Frank Zappa
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フランク・ヴィンセント・ザッパ、1940/12/21、メリーランド州ボルチモア生まれ。12歳の頃からドラムスを始め、17歳にはギターに転向。1960年にザ・ブギーメンを結成。1963年、レイ・コリンズと知り合い、ベイビー・レイ&ザ・ファーンズのバンド名でシングルを発表。 キャプテン・ビーフハートらとザ・スーツを結成、またザ・マザーズ(綴りはThe Muthers)でクラブ出演。1964年、カヴァーバンドであったザ・ソウル・ジャイアンツにギターで参加。オリジナルを演奏するキャプテン・グラスパック・アンド・ヒズ・マジック・マフラーズに名前を変更。更に母の日に、名前をThe Mothersに変える。1965年11月、デビュー・アルバムFreak Out! の録音を開始。以降、大量の作品群をリリースし、目まぐるしい活動を展開する。。。

1993年12月4日午後6時頃、前立腺癌により他界。享年52歳。

このコーナーでは、プログレッシブ・ロック・ファンとしての、Zappaサウンドの楽しみ、を中心に書いてみたいと思います。トラックリストや演奏メンバーなどのデータベース、作品についての解説は、当面の間、省略させていただきます(ほとんど何も知らないので、お急ぎ紹介程度に書かせていただきます)。

デビューまでの略歴については、 ZAPPA The Mountain を参照させていただきました。どうも有り難うございます。

ザッパの音楽を一言で説明するつもりはないが、ロック、ソウル、R&B、ファンク、ドゥワップからジャズ、フュージョン、現代音楽、実験的なサウンド・コラージュ、電子音楽、、、と、まるでおもちゃ箱(ごみ箱?)をひっくり返したように、奇想天外な音たちが、意表をついて噴出してくる。変態、珍奇、アヴァンギャルドと色々形容されるが(ここでは、褒め言葉)、決して暗くどろどろしたものではなく、ユーモアに満ち溢れた、抱腹絶倒の楽しさがある。とにかく変な曲には、事欠かない。たいていの曲には、ザッパ自身による短いコメント(曲の舞台設定のようなもの)か添記され、これがまた面白おかしいのである。さらにザッパは、オーケストラ用のスコア作成や指揮もこなしている。これが出来るロック・アーティストは、そう多くないのではなかろうか。

歌詞の傾向は、政治色メッセージ色の強いもの、そうでなければ、下ネタである。しかも、例えばPrinceのような、いかがわしい中でも愛やロマンスを感じるものではなく、ただひたすら下世話である。ただし、いずれのケースでも内容は非常に濃く、和訳集を読んでおきたい。

現在出回っているCDは、「FZ公認マスター」と呼ばれるものだが、これはオリジナルLPのCD化にあたって、リマスタリングに加え、大幅な編集を施したものである。ボーナストラック追加、曲順変更、パートの差し替え、演奏時間の延長、インストナンバーにボーカルの追加録音まで、多岐に渡る。 レコード会社によって勝手に削除されたトラックが復刻されるなど、非常に嬉しい側面があるのだが、ミックス変更などは、古くから慣れ親しんだファンの方々にとって、例え「アーティストの意向」であっても、違和感を覚えるケースがあるようだ。筆者は聴きはじめて日が浅く、LP時代のことは分からないが、類似ケースに失望したこともあり、その気持ちはよく分かるような気がする。

例)
Mike Oldfield / Hergest Ridge のCDが、企画盤の別Mixに差し替えられた件
Klaus Schulze / Moondawn のBrain盤リミックス
(こちらはManikinから、オリジナル版がリリース済み)

オリジナル編集と公認マスターを、CDで聴き比べる楽しみくらい、認めてくれても良いと思うのですが。。。


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