Frank Zappa & The Mothers Of Invention
[末尾]


Absolutely Free (1967)

マザーズの第二弾作品にて、ほぼ全面ノンストップのトータル・アルバム。 アヴァンギャルドなコラージュに傾倒せず、純粋に音楽で勝負した意欲作と言えるだろう。 本作は、後のビートルズ作品 "S'gt.Pepper's Lonely Hearts Club Band" にて、アイディアを盗用されたと言われる。 しかし、両者を聴き比べても、似たような曲やサウンドが現れるという訳ではない。 どこに問題があるのか、素人にはよく判らないのである。 CD化に際して、旧アナログA面B面の間にボーナストラック2曲が追加された。

[Track List]

videoarts music
VACK-1204

Track List : 43.37
  1. Plastic People 3.42
  2. The Duke Of Prunes 2.13
  3. Amnesia Vivace 1.01
  4. The Duke Regains His Chops 1.52
  5. Call Any Vegetable 2.15
  6. Invocation And Ritual Dance Of The Young Pumpkin 7.00
  7. Soft-Sell Conclusion 1.14
  8. Big Leg Emma 2.31
  9. Why Don'tcha Do Me Right? 2.37
  10. America Drinks 1.52
  11. Status Back Baby 2.54
  12. Uncle Bernie's Farm 2.10
  13. Son Of Suzy Creamcheese 1.34
  14. Brown Shoes Don't Make It 7.30
  15. America Drinks & Goes Home 2.46
[Listening Report]

大統領演説でスタートする前半は、男声コーラス隊とリズム隊のユニゾンに引き継がれ、ころころ変わる変拍子の応酬。#2では、本アルバムの主題が提示される。オペラチックなザッパ節が魅力だ。#3では変態ジャズロックに「アトゥ、アトゥ(ex M.D.K. / MAGMA)」の掛け声が聞こえる。#4は主題。#5は目まぐるしく変わるトラックで、ファンキーなフレーズや、ヨーデルまで飛び出す。#6では急加速するフリをして、ホルスト/木星のカバーが登場。そして再び急加速。ギターソロとサックスの掛け合いで一気に盛り上がる。#7は、前半のまとめとエンディング。急加速し、ハァハァで終わり。

#8, #9は追加曲。短編歌もの。サウンドから推測して、本アルバム用に録音されながら、収録されなかったトラックだろう。

#10から後半。相変わらず複雑な構成のロックオペラだが、#14は複雑さにおいて突出している。現代音楽のようなフレーズも出てくるし、後のビリー・ザ・マウンテンやグレッガリー・ペッカリーの伏線になっている。

演奏はラフで、録音もそれほど良くないが、非常にパワフルな内容で、初期MAGMAにも通じる独創性を感じる。お薦めアルバム。

このCDは、2001年秋リリースの紙ジャケ・シリーズ。



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