Tangerine Dream
[末尾]


Logos (1983)

Recorded with the Manor Mobile at the Dominion theatre, London Nov. 6,1982

ロンドンでのライブ録音で、いわゆる東欧シリーズではない。オフィシャルサイトによれば、本作で初めてサンプラーを使用したそうである。 タイトルトラック第3セクションで現れる「 Wake-up! 」が対象だが、バックで鳴り続けているリズムにも注目したい。スティーブ・ライヒ Steve Reich の「18人の音楽家のための音楽」ではないかと思えるのだが、違ったらごめんなさい。
[Track List]

Virgin
7243 8 39445 21

Track List : 50.48
  1. Logos 45.06
  2. Dominion 5.44
[Listening Report]
Edgar Froese :
Chris Franke :
Johannes Schmoelling :

#1(ロゴス/神の道/キリスト)は、アルバム1枚分に相当する、組曲風のメドレー。起伏のある展開で聴き所も満載。ブックレットには、各セクションの始まる時刻が記載されている。特にセクション2から6にかけての流れは秀逸だ。#2(ドミニオン/支配)はアンコール曲で、スキップするような明るいテクノナンバー。Encoreの2曲目やバウマンのソロで聴ける効果音が頻繁に出てくるが、元々シリアスだったサウンドが、ここでは道化て聞こえる。
以下、Logosレビュー。

section #1 0:00 - 4:32
サスペンス風の導入部で、EXITの頃に近い。リズム系サウンドがチープで、完全に同パターンの繰り返しだが、もしかしたらサンプラーかテープループかも。

section #2 4:32 - 7:01
渦巻くようなシンセ音とシリアスな間奏部分。ミディアム・テンポのビートが加わり、次セクションへと続く。

section #3 7:01 - 11:50
最初の山場。シンセによる美しいメロディが高らかに奏でられる。この崇高な旋律は、歴代作品のなかで、最も印象的なもののひとつである。

section #4 11:50 - 20:16
一旦締めくくられた楽章の余韻が続き、そして次第に音量を増しながら緊張感を高める。リズムトラックが戻ってくる頃が、本作最大の山場だろうか。Wake-up! の掛け声と共にクライマックスを迎えて転調。サンプラーを駆使したリズムをバックに印象的な主題が繰り返される。サンプルネタはスティーブ・ライヒ?

section #5 20:16 - 25:45
前セクションのシーケンスがそのまま続き、ストリング系シンセの叙情的なフレーズが、入れ替わるように入ってくる。これもまた泣きのメロディで、聴き所の一つ。

section #6 25:45 - 30:06
沈み込むようなエンディングと共に暗転。重低音シンセに、まがまがしい効果音が加わって、スリラー映画のような雰囲気に。

section #7 30:06 - 35:11
ここから先は、比較的短い曲を次々とつなげた感じかなぁ。ちょっと無節操なサウンドのシンセが割り込んで、ワルツ風のミニマルになる。Tangram序盤のフレーズに似ている。

section #8 35:11 - 42:16
アップテンポなテクノ。

section #8 42:16 -
ゆったりとしたテンポの重厚なナンバーで締める。

アナログLP版では25:40頃、A面終了(旧Logos Part1)。続きは盤を裏返さなければならなかった(旧Logos Part2)。CD化にあたって1曲に繋がったが、従来盤CDでは、ここでトラック分けされていた。SBMではトラック分けがなくなり、後半部分を聴くにはプレーヤのサーチボタンを延々押し続ける羽目になる。しかしながら、後半から聴きたいと思うことはあまり無いので、問題なしかな。

音質は、メリハリの効いた暖かみのあるSBM版が良い。またSBMでは#1と#2の間がカットされ、歓声が途切れないので、一続きのコンサートの雰囲気が出ている。編集の関係でトータル収録時間が20秒くらい縮んだ。

old version CD - Virgin CDV xxxx 写真 No.1 写真 No.2 写真 No.3 写真 No.4

以上の画像は従来盤CDから。ジャケットは酷かったが、コンサートの写真が掲載されていた。SBM盤は表紙のみマトモ。


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EXIT