Tangerine Dream
[末尾]


Le Parc (1985)

世界各地の公園からピックアップした標題音楽的な作品集で、その大部分が「都市公園」を対象としている。筆者はこれらの場所を訪問したことがないので、曲のイメージを検証することはできない。この作品はフローゼ・フランケ・シュメーリング体制での、最後のスタジオアルバムになった。

[Track List]

Jive Electro
8.26135

Track List : 41.47
  1. Bois De Boulogne (Paris) 5.30
  2. Central Park (New York) 3.43
  3. Gaudi Park (Guell Garden Barcelona) 5.17
  4. Tiergarten (Berlin) 3.23
  5. Zen Garden (Ryoanji Temple Kyoto) 4.33
  6. Le Parc (L.A. Streethawk) 3.26
  7. Hyde Park (London) 3.55
  8. Cliffs Of Sydney (Sydney) 5.45
  9. Yellowstone Park (Rocky Mountains) 6.12
Edgar Froese :
Chris Franke :
Johannes Schmoelling :

recorded and mixed Jan/Feb 1985 in Berlin, Vienna and London
Cover by Monica Froese
[Listening Report]

短い曲ばかりで構成され、従来の大作指向に比べると、若干の物足りなさを感じる。 サウンド的には、Exit や White Eagle の頃の延長だが、散漫な印象を否定できない。 個々の曲は、リズムやシーケンスに凝った、良質なテクノに仕上がっている(どうってことない曲もあるが)。 さしあたって、特徴ある曲をピックアップしてご紹介。

Bois De Boulogne
ちょっとサスペンスっぽい雰囲気。EXITほどの緊張感は感じられないけど。
Central Park
変拍子をふんだんに使い、しっかり作り込まれたテクノ。タイトル通り、都会の香りがします。
Zen Garden
ノンビートで、尺八のような擬音も入る。いかにも和風を意識したトラックだが、安直&陳腐に聞こえてしまうのは否めない。
Le Parc
アップテンポで、前作の「Warsaw in the sun」を思わせるテクノナンバーです。米国のTV番組「Streethawk」で使用され、シングルヒットもしたそうです。エンディングの効果音がそのまま次トラックに続く。
Hyde Park
ここには演説壇があり、誰でも自由に嘘八百を発表できるということで有名である。ミディアムテンポの明るい曲。
Yellowstone Park
ロッキーはカナダ領なら行ったことがありますが、無理矢理イメージしても「うーむ」としか言えません。曲はスローテンポで、女声スキャットでキレイなメロディが入ります。歌い手はクレジットされてないが、Clare Torry(Pink Floyd / The Dark Side of the Moon / Great gig in tne sky や Culture Club / 戦争のうた で共演)とオフィシャルサイトに明記されている。曲は良いのだが、ドラムマシンのパターンがシンプル過ぎて、いまひとつ。

本作リリース後、シュメーリングが脱退し、数年後にはフランケも脱退してしまう。そして相次ぐメンバーチェンジは、サウンドに顕著な変化をもたらす。


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EXIT