Tangerine Dream
[末尾]


Hyperborea (1983)

Virginからリリースされた、最後の作品。邦題は「流氷の詩」。 これまでのアルバムに比べて、非常に硬質なサウンドになった。 その異質さからか、本作はほとんどフランケ一人で制作されたという噂もあるが、真偽は不明。

オフィシャルサイトによれば、タイトルの Hyperborea はルドルフ・シュタイナーRudolf Steiner (1861-1925) の人智学の本から採られたものだそうである。その由来については未検証。
[Track List]

Virgin
CDV 2292

Track List : 42.01
  1. No Man's Land 9.16
  2. Hyperborea 8.46
  3. Cinnamon Road 4.03
  4. Sphinx Lightning 19.56
[Listening Report]
Edgar Froese :
Chris Franke :
Johannes Schmoelling :

No Man's Land(人間/男性のものでない国)
これまでのアルバムでは聴かれなかったサウンドに驚く。メタリックで複雑なビートが交錯し、アップテンポに突っ走る。三味線の擬音がひょうきんな、超絶テクノ・ナンバーだ。やはりこれが代表曲でしょう。
Hyperborea(極北)
前半は霧の中を漂うような取り留めの無さであるが、これは演出。後半、霧が晴れて絶景が広がるような、重厚なクライマックスを迎える。
Cinnamon Road(シナモン通り)
ポップな短編。ヒネリの効いた節回しが絶品。
Sphinx Lightning(スフィンクスの稲妻)
あまり話題にならない曲だが、聴き所はテクノっぽい前半かなぁ。この部分は後のライブアルバム Poland でバージョンアップされる。緩衝楽章を経て、Vangelisの「炎のランナー」イントロがパクられたり、やたらとドカドカ鳴りまくるドラムマシンは、ビートというより持続音の一種に聞こえるし、なんだか妙なアレンジである。ラストはコーダを決めて終了。

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