Cyclone (1978)

Tangerine Dream
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(Virgin 7243 8 40251 20)

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作品紹介

前作「Encore」をもって、ピーター・バウマンがグループを脱退する。理由は、フローゼとバウマンとの音楽的な意見の相違、と言われている。後にバウマンはソロ活動に専念し、後年、自身のレーベル「Private Music」を設立、プログレ系ニューエイジ・アーティストをプロデュースしている。バウマンは音楽からビジネスへと方向転換していったようだ。

黄金期の重要メンバー脱退により、模索を余儀なくされるタンジェリン・ドリームだが、ボーカル、ウインド・インストゥルメント、シンセサイザをこなすマルチプレーヤ、スティーブ・ジョリッフェと、ドラムス、パーカッションのクラウス・クリーガーを迎え、4人編成となって再出発した。この作品の前半2曲には、歌詞がある。それまでタンジェリン・ドリームは、歌ものは決して奏らないと信じられていただけに、意表を突かれてしまった。ファンの間でも論議を呼ぶ作品であるが、ボーカルパートのメロディは非常に優れたもので、作品全体の完成度も高い。個人的にも、愛聴盤のひとつ。

当時の日本盤のキャッチコピーは「人間なんてみんな死んでしまえばいい」でした。

Steve Jolliffe:
Vocals,Bass Flute,Alto Flute,C-Flute,Piccolo,Cor Anglais,Bass Clarinet,Hohner Clarinet,Elka String Synthesizer,Grand Piano,Fender Rhodes,Roland System 100 synthesizer,Tenor and Soprano Hones,Lyricon by computone
Edgar Froese:
Oberheim eight voice polyphonics synthesizer,twin keybord mellotron mark V,Arp soloist synthesizer,Moog modular synthesizer and projekt electronic time control system,Gibson Les Paul custom guitars,Korg PS 3100 polyphonic synthesizer,Roland GS 500 guitar and GR 500 controller,
Klaus Krieger:
Polyester Costom Built Drums with multi trigger unit,electronic percussion,Paiset Cymbals,Bubims,Burama gong set
Chris Franke:
Moog modular synthesizer,Projekt electronic sequenzer,Computer studio digital sequenzer,loop Mellotron,Mellotron M 400,Arp soloist synthesizer,Elka string synthesizer,electronic percussion,Oberheim sequenzer,Oberheim eight voice polyphonic synthesizer,Oby One
Recording Engineer : Ottmar Berggler

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収録曲目

Track Time Title
1 13:11 Bent Cold Sidewalk
2 5:07 Rising Runner Missed By Endless Sender
3 20:32 Madrigal Meridian
Total 38:50

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曲目紹介

Bent Cold Sidewalk(折り曲がった寒い歩道)
冒頭のヴォコーダーは、坂本龍一氏の「千のナイフ」イントロ部分に非常によく似ている。時期的にもほぼ同じ(多分)であり、偶然の一致かもしれない。構成はボーカルパート、間奏(インスト)、ボーカルパートの典型的なソナタ形式?。ボーカルパートのメロディは非常に覚えやすいもので、間奏はアップテンポなシーケンサ群に、叙情的なクラリネットやハードなフルートが絡み、圧巻である。歌詞についての情報をご存知の方、教えて下さい。
Rising Runner Missed By Endless Sender(終わりのない発送人に見落とされた新進の走者)
タイトルを単に日本語に置き換えても、それが何を言おうとしているか不明です。歌詞のチェックが必要でしょう。曲はアップテンポなニューウェイブ調の歌もので、当時としてはかなり斬新なサウンドだった(今聴いても十分にインパクトあり)。NHK FMのクロスオーバーイレブンなどで何度もオンエアされました。
Madrigal Meridian(短い叙情歌・子午線)
昔の邦題は「恋愛小詩」(無理があるなぁ)だったと思うが、似た様なスペルの言葉を掛け合わせた、シャレのようなものかもしれない。タイトルに反して長い曲だし、インストだし。全般にジャムっぽい曲だが、終盤は叙情的なメロディが聴けます。

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音質評価

従来版はペシャペシャした音だったが、SBM版では大幅に音質向上。ヒスノイズも一掃された。

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ジャケットについて

従来盤(左図)は不鮮明な印刷が気になった。中央図はSBM盤。右図は従来版の裏表紙。オリジナルは2つ折りジャケだったが、やはり見開きアートは消失。私は、アナログを所有していなかったので、見開きデザインを見たことがない。情報によれば「ぬいぐるみとジェローム」が掲載されているそうだ。

ところでSBM版では、クラウス・クリーガーがどこにもクレジットされていないのである。タンジェリン・ドリームは3人でなければならない、という規則はないはずだが。やっぱりVirginにはチェック機能が無い、ということだろうね。

ああ、クリーガー氏は何処へ。。。(涙)/Where is Klaus Krieger ?

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Cyclone
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