Prince
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Musicology (20 Apr 2004)

プリンスは再びメジャーレーベルと契約し、変則3面ディジパックの新作を発表。 NPGMCから先行ダウンロード販売が行われていたが、CDリリース後、4月末に全米3位を記録するなど、快調な滑り出しになった。 CD-Extraにタイトル曲のビデオクリップを収録。

NPG Records / Sony Music Entertainment
517165.2 - total time : 47.51


  1. Musicology
  2. Illusion, Coma, Pimp & Circumstance
  3. A Million Days
  4. Life 'O' The Party
  5. Call My Name
  6. Cinnamon Girl
  7. What Do U Want Me 2 Do ?
  8. The Marrying Kind
  9. If Eye Was The Man In Ur Life
  10. On The Couch
  11. Dear Mr. Man
  12. Reflection
  13. Musicology (video) 116MB

バンド(NPG)色は影を潜め、プリンス十八番ともいうべきスタジオ録音を、たっぷり堪能できる。 部分的にゲストプレーヤが参加するものの、大半はプリンス自身による演奏。 原点回帰ともとれる作品で、あえて言えば Emancipation の頃のサウンドに近いかもしれない。

第1印象としては、サウンドがスカスカ。 そしてスター級に目立つ曲が見当たらない(笑)。 収録時間も47分と短め。 でも、なぜか繰り返し聴きたくなるような、不思議な味わいがある。 そう、今時の豪華絢爛なポップスとは異なる、スカスカなサウンドこそプリンスなのだ。 だから音量を上げれば、驚くほど色々な音が聴こえてくる。

全体を通しても、ほのぼのとした雰囲気で、例えば宗教的なコンセプトを前面に出した The rainbow children よりも、リラックスして聴ける。 特に終盤、クライマックスらしきものが見当たらない構成も大胆だ。

あえて苦言を呈するなら、性急なまでにアップテンポな曲が見当たらないこと。 (テクノやハウスではなく、LET'S PRETEND WE'RE MARRIED, ALL THE CRITICS LOVE U IN NEW YORK, BABY I'M A STAR, TAMBORINE のような曲) 筆者は、これに飢えている。

クリップのストーリーは以下のとおり。 子供が街のレコード屋でMusicologyの7"盤購入、自宅でプレーしてギターを弾いたり踊ったりマイクパフォーマンス。 同時にプリンスのコンサート風景がダブる。途中でレコードを取り上げられてしまうが、そのままコンサート会場にワープ。 少年時代、初めて買ったレコードに針を落とす「わくわく感」。 懐かしい時代を思い出させる、心温まるクリップである。 音楽を次の世代に託していく、そんな意気込みも感じることができる。



ブックレットの写真より
ブックレットの写真より


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