Prince 1958-1993
Come (1994)

Warner Bros. 9362-45700-2 - total time 48:40


  1. Come 11:13
  2. Space 4:28
  3. Pheromone 5:08
  4. Loose! 3:26
  5. Papa 2:48
  6. Race 4:28
  7. Dark 6:10
  8. Solo 3:48
  9. Letitgo 5:32
  10. Orgasm 1:39

1990年代におけるプリンス名義の最後の公式アルバム。 "Prince 1958-1993" とは1958年に生まれて、1993年にその名を封印したことを表す。 白黒のジャケットは墓場であり、見開きには床に横たわるプリンス(仮想死体)が掲載されている。 そして次回作 the gold experience からは音読不能なシンボルマークを名乗ることになる。 これらの経緯は、もちろんワーナーブラザースとの関係悪化に起因している。

サウンド作りだが、これまでのバラエティに富んだ楽曲群に比べると、実にシンプルでオーソドックスである。 ホーンセクションなどを除けば、プリンス自身による一人録音を思えるほどで、久しぶりに「プリンスらしい」仕上がりになっている。 心持ち暗くて重めであるが、リズムマシンやシンセ群、唸るギターにプリンスの多重ボーカルをたっぷり堪能できることから、旧来からのファンにとっては楽しめるのではないかと思う。

冒頭のタイトル曲は11分を超える名演だ。 プリンスの曲は、もともと10数分あることは珍しくなく、大抵はアルバム用にシェイプアップされるのが普通である。 しかし、ここであえて(おそらく)フルバージョン収録したのは、ワーナーブラザースへの当て付けもあったのだろうが、この試みは大成功だった(少なくとも筆者はそう思っている)。

以降も、プリンスらしい楽曲が続く。 一部でハウスやハードコア・テクノのエッセンスも取り入れられているが、どの曲も聴けば聴くほど味がある。 ラストの Letitgo も名曲として名高い。 最後のワンコーラスは、とてもポジティブな歌詞とされている。

そういえば、もう1トラックありますね。 これは曲というよりもセグエであり、おねいさんと良いこと(浜辺でメイクラヴ)やってます。 これは、けっこう笑える。I love you で停止。


<−前へ.. [先頭] ..次へ−>

EXIT