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Chaos and Disorder (Summer 1996)

Warner Bros. 9362-46317-2 - total time 39:10


  1. Chaos and Disorder 4:20
  2. I Like It There 3:15
  3. Dinner with Delores 2:46
  4. Same December 3:24
  5. Right the Wrong 4:39
  6. Zannalee 2:43
  7. I Rock, Therefore I Am 6:15
  8. Into the Light 2:46
  9. I Will 3:36
  10. Dig U Better Dead 4:00
  11. Had U 1:26

このアルバムはワーナーとの契約履行のためにリリースされた。 録音は3日間、ミックスダウンを含めても、1週間で制作されたといわれる。 音を聴く限りでは、リズム系はほとんど一発録りで、ボーカルの多重録音(プリンスによる一人多重コーラス)など、軽く手を入れただけのようだ。 一言でいえば「粗い仕上がり」だが、スタジオライブ盤と思えば、かなり楽しめるだろう。 大半の曲がノンストップで繰り出されるなど、プリンスのライブらしい構成になっている。 やたらとシャウトする曲あり。 前半は主にハードロックで、後半はバラード vs ファンキービートで構成される。 収録時間は40分足らずで、あっという間に終わる。

Chaos and Disorder は、Peach をより激しくした感じで、個人的には好感あり。 Dinner with Delores はシングルカットされたナンバー。 このアルバムでは丁寧な仕上がりで、スタジオ録音的なエッセンスをもっている。 ただし曲そのものは地味で、印象に残りにくい。 Same December は緩急あって、奇想天外で楽しいですね。 ひたすらファンキービートを繰り返す I Rock, Therefore I Am はアルバムの山場ながら、評論家の評価は散々。 後半のラップが長いからかも。

ソロピアノで始まる叙情的ロックナンバー Into the Light は、個人的には本作ベストかな。 続く I Will は叙情的なバラード。Into the Light からメドレーでつながっており、曲の切り替わりにも気付かない。 この作品は2000年代以降の作品(例えばシナモンガールなど)の前身といえるかもしれない。 ラストの Had U は評論家がさかんに話題にしていた奇妙な小曲。 メロトロンとギターが妖しげなフレーズを繰り返し、「ナントカ U」と歌いつつ、ネタが尽きれば寂しくフェイドアウト。


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