Popol Vuh
[末尾]


City Raga (1994)

この作品は3作目「Hosianna Mantra」に匹敵する問題作である。ポポル・ブーはHosianna〜以来、内省的なアコースティック・ナンバーを演奏したとされるが、いきなりテクノである。エレクトロニックなダンスミュージックだ。突然の方向転換に戸惑ったファンも多いと聞く。ダンストラックはギド・ヒエロニムスが担当し、フリッケはピアノを弾いているだけである。注目すべきはユカタン出身の女性ボーカリスト、Maya Roseであり、エキゾティックなクリスタル・ボイスを聴かせてくれる。アコギもDaniel Fichelscher。表向きのサウンドは大幅に変化したが、意外にも「Hosianna Mantra」の作風が引き継がれているのかな?と思ったのでした。

制作には1stアルバムのオリジナルメンバー、フランク・フィールダーも参画している。
[Track List]

Milan / BMG
7341 23975-2

Track List : 46.25
  1. Wanted Maya 7.00
  2. Tears of Concrete 5.30
  3. Last Village 7.10
  4. City Raga 8.10
  5. Morning Raga 5.40
  6. Running Deep 6.00
  7. City Raga mystic house mix 6.41
[Listening Report]
Guido Hieronymus : kb, E-guitar, engineering
Maya Rose (Yukatan) : voice
Daniel Fichelscher : A-guitar
Florian Fricke : piano
Children choir from Kathmandu
Produced by Florian Fricke and Frank Fielder

主題トラック「Wanted Maya」と、そのバリエーションのようなトラックで構成され、全般に似たような性格なので、起承転結のようなものはない。リバーブの深いシンセサイザ群はトリップ感覚満点で、ダンスビートながらBPMは高くなく、何と言ってもMaya Roseのエキゾティックな声。何語か分からないが、歌詞というよりも、同じ言葉の繰り返しみたいである。心地良いサウンドで、ばっちり眠れる。

back view inner

なんとなくレゲエ調の色使い。裏表紙は、Maya Roseとのやりとりで使われた手紙だそうだ。


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EXIT