The Dark Side Of The Moog VI - X
Pete Namlook and Klaus Schulze featuring Bill Laswell

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The Dark Side Of The Moog VI (29 September 1997)

前作よりも軽快でスピード感のある、アンビエント・テクノ指向作。やはり組曲形式で、サウンドの美しさに、更に磨きがかかっている。ビル・ラズウェルのクレジットはPart4のみ。

PK 08/133 - total time : 64.20

”最後のDAT”
#1はシンセ音のバックで、何やらお喋りしている。イントロみたいなものでしょう。本番は#2から。いかにもシュルツェ的な重厚な演奏から、メドレーで続く#3で一気に加速。#4と#5も、アップテンポなトラックで、シュルツェ節がたっぷり聴ける。#6もアップテンポだが、こちらはNamlook系のアンビエント。
  1. The Final DAT Part l-Vl (7:55, 7:09, 4:41, 9:41, 24:09, 10:41)


The Dark Side Of The Moog VII (23 November 1998)

初期作品のような実験性はなくなったが、サウンドの美しさを徹底追及した逸品。1970年代のタンジェリン・ドリームを思わせるシーケンスやメロトロンが聴ける。ビル・ラズウェルのクレジットはPart3 のみ。

PK 08/143 - total time : 50.00

”クラウスの影”
#1-#4 は38分の長編で、いかにもジャーマン・エレクトロニックらしい、クールな主題メロディを持つ。そして、ホーミーを思わせる音響効果と、軽快なシーケンスが絡み合い、光と影のモアレを見ているようなトリップ感覚だ。#3 は長大な緩衝楽章で、アンビエントなシュルツ節をたっぷり堪能できる。#5と#6は、エピローグ的に配置されるアンビエント2編。#5は、メロトロン系のノスタルジックなトラックである。
  1. Obscured by Klaus Part l-Vl (5:01, 7:24, 19:00, 6:36, 3:43, 8:10)


The Dark Side Of The Moog VIII (31 May 1999)

Recorded Live in Germany at the 23. Jazz Festival Hamburg(FABRIK) on 23rd of April 1999 「ジャズ・フェスティバル」でのライブアルバム。本作以降、ビル・ラズウェルは参加せず。

PK08/146 - total time : 76.51

”ピーター、AKSに気をつけろ”
「AKS」はEMS社シンセの機種名とのこと。ライブ録音で、シリーズとしてはラフな仕上がり。 #1は退廃的ながらトリッキーなビートに導かれ、淡々と続いていく。いかにもシュルツェらしい長編だ。派手な電子ノイズに続き、#2以降は、本作の十八番というべきアンビエント・シンセ群。動的なパートでは、うねるようなベース・ラインが印象的。#7は高速ドラムンベース。色々なリズム形態を次々切り替えながら、パフォーマンスを楽しんでいるようだ。ちなみに#1から#7までは順調にノンストップだか、#8に移るところで一旦途切れる(それも速いフェイドアウト・イン)。聞き取れる範囲では、この間、ボコーダを通したチャットだったと推測される。完全収録でなく、残念。
  1. Careful with the AKS, Peter Part l-Vlll (25:16, 1:12, 6:18, 8:08, 4:35, 15:39, 6:58, 8:39)


The Dark Side Of The Moog IX (10 May 2002)

3年近いインターバルを空けて発売された、シリーズ9作目。 序盤は(Contemporary Works II 収録)の別バージョンで、Jenny Gibbertのスキャットがシリーズ初参加、との特徴がある。

Jenny Gibbert : vocals on Part 5
PK08/163 - total time : 54.32

”母の心のために支配せよ”
出だしはお得意ノイズが唸っているが、すぐに収束。哀愁を帯びたクールなリフレインが始まる。ビートは複雑に絡み合うものの音量は控え目で、もの悲しくもある。こっそり流れるメロトロン?コーラスも印象的。15:00前後にちょっとした盛り上がりがあるが、決定的なものではない。#2は、再び唸るような電子ノイズ。#3は、#1の別アレンジで、やはり哀愁のトラック。#4は、サーッというノイズ。#5は少しアップテンポになるが、哀愁系。後半になって、Jenny Gibbertのスキャットが加わる。シーケンス音がブリリアントになると、#6。一気に盛り上がるように思わせて、すぐにエンディングの静のパートに繋がっていく。終始、シュルツェ流のコードが流れるものの、シリーズ他作に比べ、大きく盛り上がることはなく、渋目の作風になっている。全編ノンストップながら、途切れず繋がっている、という程度。
  1. Set the controls for the heart of the mother Part l-Vlll (19:27, 4:27, 12:17, 1:29, 11:42, 5:07)


The Dark Side Of The Moog X (21 Mar 2005)

更に3年のインターバルを置いて発売された、シリーズ10作目。 オフィシャルサイトでは、本作をもってシリーズは完結すると記載された。 折りしも、シュルツェ氏重病の知らせあり、継続困難だったのかもしれない。 またシュルツェ氏から譲り受けたBig MoogシステムがeBayに出品され、論議を呼んだ。

PK08/168 - total time : 50.20


冒頭は「ダークサイドオブザムーグがどうのこうの」と、モソモソと喋っているが、 以降は奇妙な発振音がウニョウニョと続く。 決してコズミックではなく、耳元で共鳴しているような感じである。 Electoronic Music Center冒頭を連想させ、シリーズ「らしさ」は皆無。 #2も同じような感じだが、繰り返しパターンあり、こちらは幾分音楽らしい。 電子パーカッションを加えつつ、金属的でクールなビートが流れてくる。 リズムセクションとしてまとまると、いつのまにか#3。 中間部のブレイクで現れるエレピが印象的。 ただ、盛り上がることなく残響音に消えていく。 #4にて、ゆっくりと導入するシーケンスが、ようやくKlaus Schulzeを感じさせる。 またしても盛り上がることなく残響音に消えていき、ストリングス・シンセ隊。 ようやくシュルツェ節全開。 再びリズム隊を加えて、悲しみに満ちたシーンを展開するが、 またしても電子ノイズの彼方に消えていく。 #5と#6はノンビートで荘厳なコーダ。 #6のシンセソロは太いけど、 えっ、もう終わり?との消化不良を感じないでもない。
  1. Astro Know Me Domina Part l-Vl (16:52, 3:23, 4:05, 11:50, 8:57, 5:09)



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