Jet Chamber
Pete Namlook & Atom Heart

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Jet Chamber (1995/07/17)

Namlookと同郷のテクノアーティスト、ATOM HEART (Uwe Schmidt)との共演シリーズ。 ATOM HEARTは多数の変名作品やコラボレーション作品を発表し、 初期Sub Labelでも重要作をリリースしている。 現在ではラテン音楽に傾倒し、チリのサンチアゴに移住したとのこと。 セニョール・ココナッツ名義のKraftwerk / Showroom Dummyラテンカヴァーや、 細野晴臣、テツ・イノウエとのコラボレーションhatも知られている。

PK08/102 - total time : 69.03


SF的なトータルアルバム。全編がメドレーで、曲の変わり目にも気付かない。出だしは静かでとりとめのない演奏だが、効果音と共にクールなビートがスタートする。強引に例えるなら、Tangerine Dreamの「Kiew Mission (アルバムExit収録)」前半部分のMCを抜いて、軽快にしたような雰囲気。20分くらいして効果音にかき消されながら、未知の飛行物体を思わせるノイズに包まれる。ノイズは5分間くらい続き、完全にトリップ。再びビートが入ると、トラック2。心地良いノイズと共に曲は続くが、終盤はほとんど盛り上がらず、音は鳴ってるが聴いていない状態になり、いつの間にか終了。アンビエントなので、こんな終わり方もありでしょう。
  1. Split Wide 30.51
  2. Rotor Cabinet 12.25
  3. Chaos Impuls 4.08
  4. Feedback Fluctuation 10.13
  5. Streamline 11.22


Jet Chamber II (1996/05/06)

「Inner Rotation」は時報のような導入部に続いて、変態的なビートと音程不明瞭なフレーズ加わる曲。5分くらい経過して一旦静まるが、再び変態ビートになる。「Calm Box」はノンビートで内省的なアンビエント。終盤の音の処理がなんとも言えないくらい美しい。「Outer Rotation」は暗い雰囲気のドラムンベース。この曲の発展形が、次回作ということになりそうだ。

PK08/115 - total time : 62.53


レビュー予定
  1. Inner Rotation 18.30
  2. Calm Box 17.20
  3. Outer Rotation 26.56


Jet Chamber III (1997/01/06)

長編3曲がジャズ・ドラムンベース、短編2曲がノイズ系アンビエント電子音になっている。ドラムンベースとは言ってもフロア向けではなく、音数や音量は抑え目で、クールなチルアウト・サウンドだ。エレピ、モノシンセ、エレクトリック・ギターの掛け合いが見事で鳥肌が立つほど。特に「Quite My Chords」は圧巻。叙情的なリフを最初から最後まで通して、極上のトリップ感覚を味わえる。

PK08/125 - total time : 62.28


レビュー予定
  1. Rub Out 10.47
  2. Dub In 21.19
  3. Ultra Koran 3.10
  4. Quite My Chords 24.19
  5. Beel 2.44


Jet Chamber IV (1998/02/16)

前作のジャズ・ドラムンベース指向を推し進めた作品。 名演Zappel Jazzは必聴です。

PK08/137 - total time : 53.52


聴き所は1曲目の「Zappel Jazz(落ち着きのないジャズ)」。前作での試行を更なる高みに引き上げた、クールでアップテンポなジャズ風ドラムンベース。都会的なテーマ・フレーズが印象的である。Namlookのギターも大活躍で、絶対お薦め。2曲目「Cleaning Your Head」は導入部が半分近くあり、後半になってブレークビーツが入る。落ち着いた土着的なビートで、重低音ベースや、抑え目だが実験的なドラムンベース、ギタープレイも有り。3曲目「The Third Option(第3の選択)」は沈み込むようなリフにシンセ・ソロが入る、あえて言うならVangelisの「大地の祭礼」を暗くしたような作品。
  1. Zappel Jazz 19.48
  2. Cleaning Your Head 22.05
  3. The Third Option 11.57


Jet Chamber V (2000/04/10)

共演者のATOM HEARTは、AtomTMに名義変更。 シリーズ最終作になっている(2005年現在)。 前作とは傾向が異なり、断片的なフレーズを重ねて、高速ブレークビーツを作り出す手法を採用している。 かなり変態的な演奏だが、音量の大きいフレーズや強いバスドラを避けて、アンビエントな響きを重視した作風だ。

PK08/150 - total time : 52.06


1曲目「I Miss Green」は、鋭く断片的な電子音、間欠的に現れる高速フレーズ、絶妙なタイミングのパーカッシブ・サウンドが次々に重なり合い、複雑なブレークビーツを生み出す。シンセ音のフレーズも音程感が不明瞭で、パーカッションのよう。時折、タイトルをコールするようなMCが入り、スリリングなインプロビゼーションを堪能できる。他の2曲も基本的には同じだが、1曲目に比べると、スピード感は控え目。
  1. I Miss Green 21.26
  2. Tightness 16.59
  3. Voted Steady 13.40



Jet Chamber
Jet Chamber II



Jet Chamber III
Jet Chamber III 裏面



Jet Chamber IV
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