HIA/Namlook - S.H.A.D.O 1 - 2
Pete Namlook & Higher Intelligence Agency

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HIA/Namlook - S.H.A.D.O (9 June 1997)

Higher Intelligence Agency (HIA)は1992年、Bobby Birdによって設立されたユニットである。 最初のアルバムは'93年発表の"colourform"。 Bobby Bird自身については情報が少なく(同名のファンク系歌手も存在)、詳細不明。 この作品は、Deep Space Network (David Moufang and Jonas Grossmann) およびNamlookとの共演作。 タイトルのS.H.A.D.O (Supreme Headquorters of Alien Deffence Organization 異星人防衛機構司令部)は、1970年頃のTVドラマ「謎の円盤UFO」から。
all tracks written by Pete Namlook and Bobby Bird
PW34 - total time : 65.22


#1は、変態電子音リフレインと奇妙なボコーダ声がゲロゲロ喋って不安になるが、冒頭だけ。 エイトビート、ブレークビーツや発振音を重ねながらリズムを作り出す。 美しいメロディと透明感あるサウンドが秀逸。 #2は宇宙的アンビエント。ドップラー効果のような電子音と美しいミニマルが、儚い夢のように漂う。 シリーズの代表曲。 曲的には「ダフニスとクロエ」導入部のリフレインに似ているかも。 以降#3-#5も、変態電子音リフレインに無機質なビートを織り交ぜながら、唐突に叙情的なメロディが現れる構成になっている。 #4では最後に、#2のフレーズがそのまま現れる。 全体を通してファンタジックで美しすぎるアンビエント。多くの音楽ファンにお薦めできる作品だ。
  1. Intruder Detector 11.04
  2. Secret Location 9.51
  3. Space Interceptors 13.51
  4. Skydiver 20:53
  5. Maintaining Scan for UFO's 9.42


HIA/Namlook - S.H.A.D.O 2 (3 May 1999)

HIAとの共演最終作(2005年現在)。 前作を踏襲する美しい作品だが、最終トラックだけは異質なアンビエントになっている。 FAXレーベルにおいて、最も不気味なトラックのひとつである。

PW41 - total time : 54.54


#1〜#3は前作を踏襲したトラックで、無機的なビートと叙情的メロディが交互に現れる、起伏のある作品。 ビートやブレークビーツが心持ち鋭くなったように思えるが、ファンタジックなアンビエントであることに変わりはない。 #2では部分的ながら、往時のTangerine Dream(Encoreあたり)を思わせるフレーズも飛び出してくる。
#4は「びぃ〜ん」という発振音が唸りを生じたり、ぐにょぐにょと捻じれたりするトラック。 そのサウンドは不快感を覚えるほどで、まさしく怪音波。 我慢して聴いても、これといった展開はなく、停止ボタンを押してしまっても良いでしょう。
  1. Countless 16.26
  2. Inner Sense 12.15
  3. Bergend 15.42
  4. UFO Detection System 10.31



S.H.A.D.O
S.H.A.D.O 2

FAX +49-69/450464

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