Mike Oldfield
Incantations deluxe edition (July 2011)

Universal Music total time 77:00 + 54:17 review bottom (執筆中)


CD 1
77:00
  1. Incantations Part One (Remastered 1978 stereo mix) 19:09
  2. Incantations Part Two (Remastered 1978 stereo mix) 19:35
  3. Incantations Part Three (Remastered 1978 stereo mix) 17:00
  4. Incantations Part Four (Remastered 1978 stereo mix) 17:03
  5. Guilty (7-inch single version) 4:13
CD 2
54:17
  1. Diana (2011 stereo mix) 6:36
  2. Northumbrian (2011 stereo mix) 2:57
  3. Piano Improvisation (2011 stereo mix) 5:39
  4. Hiawatha (2011 stereo mix) 9:02
  5. Canon for Two Vibraphones (2011 stereo mix) 2:50
  6. William Tell Overture 3:56
  7. Cuckoo Song 3:24
  8. Pipe Tune 3:29
  9. Wrekorder Wrondo 2:37
  10. Guilty (2011 stereo mix) 6:42
  11. Diana - Desiderata 7:05
DVD
  1. audio: Diana
  2. audio: Northumbrian
  3. audio: Piano Improvisation
  4. audio: Hiawatha
  5. audio: Canon for Two Vibraphones
  6. audio: Guilty
  7. visual: William Tell Overture (Promotional video 1977)
  8. visual: Incantations Parts 1 & 2 (live at Wembley Conference Centre 1979)
  9. visual: Incantations Parts 3 & 4 (live at Wembley Conference Centre 1979)
  10. visual: Guilty (Promotional video 1979)

Hergest Ridge と Ommadawn の deluxe edition から1年あまり経過してリリースされた、Incantations deluxe edition。 2011年新ミックスは制作されず、最新リマスターとボーナストラック集という形態になった。 よって、本編のリマスターがdisc1に収録され、通常版(単品販売)も最新リマスターが収録されている。

本作では、Hergest Ridge に続いて、またしてもジャケットが変更された。 きれいな仕上がりではあるが、近年のファン作成のハイクオリティなイメージ画像と大差なく、個人的にはメリットを感じられない。

筆者は尼jpで国内盤を予約中であり、本作をまだ購入していない。 事前に試聴する機会を得たので、暫定としてレビューを掲載する。

Remastered 1978 stereo mix)
原音に近い、これまでで最高品質のリマスターである。 HDCD版よりも、明らかに音質が向上した。 初期版は、Part4の12:38付近に音飛びがあるという不良盤で、リコールとなった。 今回試聴した音源は、修正済みのものである。 最新ロットなら大丈夫なはずだが、市場には多くの不良盤が出回っているようで、返品の確約ができない限りは、購入を避けるべきである。

Guilty (7-inch single version)
シングルバージョンとなっているが、ビデオクリップ用の別バージョン。 このバージョンはピッチが少し速くて性急なのが特徴(通称 speeded up version, 約3:53)だが、 ここでは何故かスピードが遅くなっている。 電池の切れかかったカセットテープ再生を連想させ、音質も全般に曇っており、聴けたものではない。 本編の余韻を台無しにしたかったのだろうか。 あとで修正版を作ってみよう。

Diana)
Part1後半のコーラス部のリミックス。 タイトルのダイアナって何?と思って聴き返してみると、確かにダィアーナーと歌っている。 ミックスは、オリジナル音源に楽器を加えただけのようで、ファンが作ったフェイクと大差なく、冒頭から思い切りズッコケる。

Northumbrian)
アコースティックギターとイーリアンパイプによる小曲インストナンバー。本編との関連は不明ながら、癒されるトラックである。

Piano Improvisation)
タイトルどおりソロピアノ。2部構成になっており、前半はGuiltyのモチーフが繰り返される。 後半は、PlatinumのPart2から。本編のフレーズも少しだけ聴ける。 映画 The Reflection で使われた作品らしい。哀愁感溢れる逸品。

Hiawatha)
Part2後半のハイワーサ(ボーカル部のリフレイン)のリミックス。 エフェクトが薄くて、生声っぽい仕上がり。 ただし音数は少なく、アコースティックギターもカットされているし、ボーナストラックの域を出ない。

Canon for Two Vibraphones)
Part4のヴィブラフォンの掛け合いだけを3分足らず聞かされてフェイドアウト。意味なし。

William Tell Overture 〜 Wrekorder Wrondo)
シングルでリリースされた作品のリマスター。 Pipe Tune と Wrekorder Wrondo は初CD化だったかな。 Good Jobです。

Guilty (2011 stereo mix)
精彩を欠く音質で、クライマックスはギターばかり強調されてるし。 おまけに終了直前でフェイドアウトとは、意味不明。 がっかりなミックスで、通常版のほうが良い。

Diana - Desiderata
1曲目の別ミックスで、男声で何かゴニョゴニョ喋っている。ご本人?

DVD)
この内容を5.1chサラウンドで聴く意味は無いんですけど。
ライブ映像はExposedのDVDと同じ、とのこと。

本編の5.1chサラウンドは収録されず、2011ミックスの出来はダメダメ(NorthumbrianとPiano Improvisationだけは良いが)だし、おまけに不良盤乱発という致命的なミスを犯し、deluxe editionとは名ばかりの、「やっつけ仕事」感は否めない。その割には仕事が遅く、むしろVirgin時代の旧譜(この時点でPlatinum以降)が中古盤でしか入手できなくなっている方が問題である。 deluxe editionなんて企画は止めにして、最新リマスターとシングル・レア曲収録ボーナスdiscをセットして、さっさと再発するべきであろう。

ただ、真Sally復刻が期待されるPlatinumが控えているので、拙速な仕事だけは控えてほしいところである。 仕事が遅いだけでなく、真Sallyの復刻もできないなんて、失望の限りである(追記 June 2012)。


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