la! NEU?
[末尾]


Düsseldorf (1996)

ラ!ノイ?名義での復活第1弾。クラウス・ディンガーの新規プロジェクト。 NEU!とLa Düsseldorfを組み合わせただけのナンセンスなネーミングだが、 やはり意図されたものだろう。 もちろん、NEUを名乗っているがミヒャエル・ローターの関与は無い。 女性ヴォーカリスト、ヴィクトリアを起用。

Captain Trip CTCD-051 - total time : 69.32


  1. Hero '96 (J'accuse) 告訴 22.41
  2. Mayday '95 4.30
  3. D. - 22. 12. '95 95年12月22日ドュッセルドルフ 33.44
  4. Mayday '96 (Rec. on Video 8) 8.36

Klaus Dinger / Dirk Flader / Klaus Immig / Thomas Klein / Andreas Reihse / Viktoria Wehrmeister / Konstantin Wienstroer

#1はNEU! 75収録のHEROの再演。 ラ!ノイ?の王道ともいえるニューウェーブ調のロング・トラックである。 ひたすら太鼓のアパッチとボーカル、ギターの掛け合いが続いていく。 特に、高音質で聴けるアパッチビートの心地よさは絶品だ。 最初の方でChaCha2000と歌っているのが聞こえる。 中間はひたすらKLING KLANGと繰り返し、終盤は右の耳から左の耳に通り抜けてたり。 ヴィクトリアのボーカルはクリスタルボイス(美声)とはいえないが、 独特のドロッとした生々しい感触があり、とても味わい深いといえるだろう。

#2はアコギ?をバックに淡々と歌われる小曲。 メロディは、さりげなく秀逸で、ディンガーのメロディメーカーとしての力量が伺える。 ただし、左側でジャリジャリ鳴るノイズは耳障りで、マスタリングの補正は一切行われていないらしい。

#3はニューウェーブ・ロックっぽいインストで突っ走る。 アップテンポな行進曲みたいにどんどん加速する。 15分前後経過し、奇妙なノイズにかき消された後、更にテンポを上げてパンクっぽくなる。 ラスト3分は、アンビエントなインプロ。 シンセではなく、エフェクタ・ノイズだと思われる。 そして上昇するような電子音にビートが加わり、急激に終了。 この部分は、なかなか格好良いです。 #1に比べると、ローファイ指向ですね。

#4は#2の別バージョン。 #2よりも淡々と続き、歌もボソボソとしており、更にデモテープっぽい音である。 鈴の音がクシャっとした感じ。 ヒスノイズや「物音」はともかく、頻繁に音が途切れるのは、どうにかならなかったのだろうか? 「♪適当でいい」と空耳かな。

全般にスタジオライブのような録音であり、良い意味で臨場感あり、反面粗削りでもある。 完成度を求めるリスナーには、あまりお薦めではないかも。 しかし、それゆえに熱くクールなエネルギーをストレートに感じることができる。 おそらくメジャーリリース困難であろう貴重な音源を届けてくれた、Captain Trip recordsに感謝。 これらのCDは、地元ショップの今は無き「20%環券セール」で一網打尽に。財布が死にました。


<−前へ.. [先頭] ..次へ−>

EXIT