NEU!
[末尾]


NEU! 75 (1975)

クラウスの弟、トマス・ディンガーと、NEU! 2 の制作に携わったハンス・ラムペが加入。後の、La Düsseldorf への布石とも言うべき作品。一方、ミヒャエル・ローターは音楽的な意見の相違がもとで、グループを去る。以降、ローターは Cluster との共同プロジェクト Harmonia を経て、ソロ活動へと移行する。

2001年5月、本作と「NEU!」「NEU! 2」が遂に(やっと)正規CDリリースされた。
[Track List]

EMI (UK)
7243 5 30782 25

Track List : 42.45
  1. isi 5.06
  2. Seeland 6.54
  3. Leb'wohl 8.50
  4. Hero 7.11
  5. E-Musik 9.57
  6. After Eight 4.44
Klaus Dinger : stimme, perc, g, klavier, org
Michael Rother : g, p, synth, electronics, stimme
Thomas Dinger : schlagzang (seite 2)
Hans Lampe : schlagzang (seite 2)
produce : NEU! + Conrad Plank

[Listening Report]

ピアノの旋律で始まる#1は、きらびやかなシンセの明るいメロディに面食らってしまうかもしれないが、上モノを取り除くと、ディンガー・アパッチとローター・リズムギターという、まんまハロガロな曲である。NEU! 入門として最適。コニー・プランクの関わった Ultravox / Vienna も似たような雰囲気なので、チェックしてみると良いだろう。

#2と#3は、アンビエント系の連続トラック。スタートはピンクフロイドの「ユージン、斧に..」そのまんまで面食らうが、ゆったりとしたフレーズが、波の音や風の音にかき消されながら漂う感じで、気持ち良く睡眠できる。

#4〜#6は、パンク風の動的な構成。#4は歌入りアパッチ。#5は軽快なインスト・アパッチだが、後半になって効果音にかき消され、リバース・ビートが聞こえたりする。まぁ、1stや2ndのような、どぎついアヴァンギャルドって程ではないので、割に聴きやすい。#6は、エイトビートに乗って同じ言葉を延々繰り返すだけのナンバー。

従来のエフェクトの強い音から、演奏そのものを聴かせる方向に変わりつつある。


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