NEU!
[末尾]


NEU! 2 (1973)

ノイ!の2ndアルバム。基本的に前作の延長ながら、やや陽気な仕上がりになっている。相変わらずのエイトビート・アパッチ(通称 ハンマービート)ではあるが、実はアパッチは正確無比なエイトビートを叩き出すものではない。普通に聴いていても、あちこちでリズムが乱れるのが分かるし、おまけにテープが回転ムラを起こしたりで、これは確信犯だろう。

2001年5月、本作と「NEU!」「NEU! 75」が遂に(やっと)正規CDリリースされた。 [Track List]

EMI (UK)
7243 5 30781 26

Track List : 42.17
  1. Für Immer (forever) 11.17
  2. Spitzenqualität 3.35
  3. Gedenkminute 2.06
  4. Lila Engel (lilac angel) 4:37
  5. Neuschnee 78 2.32
  6. Super 16 3.39
  7. Neuschnee 4.07
  8. Casetto 1.48
  9. Super 78 1.36
  10. Hallo Excentrico ! 3.44
  11. Super 3.11
Music : Klaus Dinger + Michael Rother
Engineer : Conrad Plank
Asssistant : Hans Lampe

[Listening Report]

#1、導入部のリズムギターは回転ムラを起こして、うにょうにょしている。そして定番のワンコード、ワンリフ・ギターとアパッチ。まんまハロガロだが、スピード感、疾走感がアップして、風のように10分間を駆け抜ける。シンセサイザは使用されていないようだが、手の込んだエフェクトで時には明るく、時には不安を煽るような展開だ。波の音と共に#2につながり、ドラムスだけがビートを叩き続ける。テンポが落ちて停止し、風の音と共に#3。鐘の音が低く唸る。これは後のThe Dark Side Of The Moog 2の導入部でパクられたみたい。基本的にアルバムとして完成度が高いのは、ここまでかもしれない(爆)

#4は、掛け声付きのアパッチ。出だしはモタッた感じ。#5以降は「Neuschnee(新雪)」と「Super」を中心に早回しバージョンや遅回しバージョンをおりまぜた奇抜(おばか)な展開。数字78や16は、アナログ盤の回転数に相当するのだろう(通常は33+1/3rpm)。 #5は性急な早回しビートで、回転ムラや針飛びもある。#6は遅回しで、ほとんどノイズ。アナログ盤の音溝をレコード針で引っ掻いたりする。#7、やっとマトモなトラックですね。この曲はNEU!初のメロディアスな作品で、後の NEU! 75 や La Dusseldorf へと展開していく名作。#8-#10は、遅回し、音飛び、早回し、回転ムラ、スクラッチなど何でもござれで、単にテープで遊んでいるだけ。こんなもん売る方もナニだが、買う方もナニかと。。。
ラスト#11は、パンク風に締める。変な叫び声みたいなのが入った、しょぼい曲。なんだか、「しゅくだいやったかぁーっ、はぁみがいたかぁーっ」って呼びかけられてるみたい(古;)

Crown version CR 0428-2 Jacket Inner Crown version

伊クラウン盤の音質は悪くないが、リマスタリングで音質向上した正規盤が、やはりお薦め。特に後半部分が聴きやすくなった。
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