La Düsseldorf
[末尾]


Individuellos 個人主義 (1980)

ラ・ドュッセルドルフの3rd。良くも悪くも前作までの延長で、Cha Cha 2000 を上回るインパクトを持たないせいか、いささか影が薄い。しかし、じっくり聴いてみれば、より人力テクノぶりを発揮した強烈なダンスビートを堪能でき、素敵な曲が収録されていることに気付くはずだ。後半のインスト曲群は楽天的で美しい仕上がり。Captain TripからのCD化に際し、ボーナストラックとして Ich Liebe Dich 12inch が収録された。

この作品も NEU! 程ではないがCD化が遅れ、Germanofonレーベルなどのブート盤が出回っているそうだ。音質の良いCaptain Trip盤を入手するよう、注意しよう。
[Track List]

Captain Trip
CTCD 066

Track List : 53.23
  1. Menschen 1 5.46
  2. Individuellos 3.05
  3. Menschen 2 3.03
  4. Sentimental 4.28
  5. Lieber Honig 1981 6.10
  6. Dampfriemem 3.35
  7. Tintarella Di.. 4.51
  8. Flashback 3.53
  9. Das Yvönnchen 6.03
  10. Ich Liebe Dich 6.39
  11. Koksknödel 5.45
Klaus Dinger : 詳細データなし
Thomas Dinger :
Hans Lampe :

[Listening Report]

#1, 2, 3 はメドレーで、#1と#3(人 #1-2)が主題、#2(個人主義)が別版ボーカルパート。「思いっきり、まんまCha Cha 2000やん!」と言われると否定できないのだが、より手の込んだ音作りで、スピード感も大幅にアップしたということで、納得してほしい。#4(センチメンタル)は、教会の鐘の音で始まり、メロディのはっきりしないオルガン系の持続音と効果音が続く。姉ちゃんのナレーションが入って、鐘が鳴りながら終了。#5(甘美な1981年)は、#1と#3の再演。ここまでが組曲「人」ということかなぁ??

#6(ホットドッグ)は可愛らしいメロディに、ルーズなハミングが加わる、ほのぼのとした曲。盛り上がってくると、ドラムスが行進曲っぽくなる。咳き込んで終了。
#7(月影のナポリ)は電話の音とオルゴールでスタート。本編も、オルゴール的なリフレインを使ったシンセ音楽で、これも可愛らしい曲。次第にパーカッションが加わり、最後の最後でドラムを一打。
#8は効果音みたいなもの。NEU! 1stのトラック4に近い。バックで#1の主題が流れている。
#9(かわいいイヴォンヌ)は子どもの話し声で始まる、ピアノとドラムス中心の朗々としたインスト・ナンバー。

以降はボーナストラック。
#10は、メロディは相変わらずドュッセルドルフ節ながら、リズムはテクノポップ色が出始めている。
#11(コカイン・ボール)は、珍しくサスペンス調。ミディアムテンポで、音数は少ないが、強めのビート。少しばかり'80年代初頭のタンジェリン・ドリームを連想した。エンディングの小気味良い演出も◎。

back view

ジャケットはポスター形式。Captain Trip ならではの好企画だ。パッケージの裏表紙は、Ich Liebe Dich のジャケ。以降、シンボルマークのように使われている。


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