Magma
[末尾]


Merci (1983)

MAGMA からOffering への移行期の作品だが、 筆者はコメントするべき知識を持ち合わせていないので、語ることはできない。 少なくともコンタルコスやDe FuturaのMAGMAとは全く別バンドと言っても良い。 歌詞も、英語やフランス語が目立っている。 ソウル系の一種と捉えれば、とても素敵なアルバムである。

Seventh REX 3 - total time : 40.53


  1. Call from the Darkness (Ooh Ooh Baby) 7.15
  2. Otis 5.20
  3. Do the Music 4.22
  4. Otis (ending) 1.58
  5. I Must Return 6.38
  6. Eliphas Levi 11.04
  7. The Night We Died 4.13

#1は、打ち込み風の軽快なリズムで、ドラムマシンを使っているようだ。 ホーンセクションもクリアな音で、シンセを使っているのかも。 ステラのボーカルもEarth Wind & Fire を思わせるソウル系で、 一体何が起こったのか面食らうこと確実である。 リアルタイムで聴いていた、多く?の熱心なファンが「憤死」したのは、想像に難くない。 いや、良い曲ですよ。シンセ・サウンドも、いかにも時代を反映してるようで。

#2はソウル歌手、オーティス・レディングに捧げる歌で、クリスチャン・ヴァンデがボーカルを取る。 3分頃のヴァンデの雄叫びが聴き物で、演説に引き続き、終盤に急加速する。 この曲は、Bobino 1981 にて既に披露されている。名曲。

#3は、まるでサンプリングを思わせる、複雑なボーカルの掛け合いが聴き物。面白さは、このアルバムで随一。 タイトなヒップホップ・ソウル系ナンバーで、時々聞こえる「グッゴー」はコバイア語の"Gurungo"(意味は不明)らしい。

#4はタイトルどおり#2の別バージョンで、パイプオルガンをバックに、ファルセットで歌われる。 終わると足音が響いて衝撃音。 #5も順当なソウル・ナンバーで、#1よりもコーラスとブラスが厚くなっている感じ。 このアルバムでは、最も「普通」な曲。

#6はリリカルなミニマル・コーラス・ワルツ。珠玉のアンビエントで、個人的にはベスト。 終盤の笛とパーカッションの掛け合いが奇妙です。 #7はピアノとコーラスによるメロディアスなナンバー。 ラストはシンセ音が40秒ほど続く。意味深な迫力あり。

本作はリリース当時、ファンの間では評価されなかったと記録されているが、 以降のOffering、Les Voix、MAGMAとしての活動再開と来日、les Cygnes et les Corbeaux、KAへの流れを追えば、おのずと重要なキーであることに気付くはずだ。 長い時間をかけて評価するべきアルバムと思う。



裏表紙


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