Offering
[末尾]


A FIÏÈH (1993)

MAGMA活動停止後(1984頃)、クリスチャン・ヴァンデは独自の「ソウル音楽」を演奏するため、Offeringを立ち上げる。この作品は、MAGMAの楽曲をコーラス主体で演じた Les Voix 1992 以降のもので、いわば後期Offeringと言えるかもしれない。Offeringの活動について筆者はほとんど知らないが、本作は比較的MAGMA色の強い作品と言われる。

ズバリ、傑作。MAGMAファンならずともお薦め。 [Track List]

Seventh A 9

Track List : 60.12
  1. Hymne Kobaïen (variation improvisee) 4.30
  2. Cosmos 5.20
  3. A FiÏÈH 10.25
  4. La Marche Celeste 5.30
  5. Magnifi 3.43
  6. Purificatem (accord des instruments) 4.17
  7. Purificatem 26.22
Christian Vander
Stella Vander
Isabelle Feuillebois
Emmanuel Borghi
Pierre Michel Sivadier
Pierre Marcault
Marc Delouya
Jean Claude Buire
Julie Vander
etc....
[Listening Report]

"Les Voix 1992" 同様、ヴォーカル・コーラスを中心に、ピアノ、キーボード、パーカッションを据えている。クリスチャン・ヴァンデは、大半の曲でヴォーカルをとっている。

#1はヴァンデによる荘厳なソロ・キーボード。単なるイントロと思いきや、「Wurdah Itah」。
#2は、ピアノとコーラスによる低速リフレイン。濃霧の森をさまようような、妖しげなムード。
続いて始まる#3も、ピアノとコーラスを主体としたリフレインの掛け合いで、実に美しい曲。前半のハイライト。歌詞はコバイア語のようだが、珍しく英語のフレーズ ... Just For You ... が聞こえる。

#4は、映画のエンディングのスタッフロールにでもかかりそうなマーチ風のナンバーで、不思議な節回しが、まだ含みがあるような雰囲気を作っている(レビューになってないな;)。2001/05/30,31の渋谷On Air Westライブ終了時に、会場で流された曲。

#5も、ピアノとコーラスによる低速リフレインで、呪文のような響き。そのまま、次へ続く。
ラスト#6, #7 Purificatem は30分を越すフリー・ジャズ。Alex FERRAND のアルトサックス、Philippe DARDELLE のコントラバス、OGUN のパーカッション、Marc DELOUYA のドラムスを従えて、ヴァンデのピアノとボーカルが思う存分暴れまわる。トリッキーなバッキングはもちろん名演だが、やっぱり聴き所はヴァンデのボーカル・パフォーマンス。コバイア語をベースにしたものであろうが、おそらくほとんど無意味で、おーべりー、おべりおべりおべりおべり、りろれろりろれろ、ぶるぶるっ、うぎゃー、ってな調子。2001年ライブで披露された新曲のボーカルを彷彿とさせる名演。

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