Magical Power Mako
[末尾]


Happy Earth (1993)

前作から約8年ぶりとなるオリジナルアルバム。 トランストランスヴィジョン(以下TTV)主催の「ハイパーベンチレーション(過呼吸)」なるワークショップにおける、マジカル・パワー・マコとの共演作。 本作は、93年6月27日西湖畔のワークショップにて収録された。

Trans Trance Facilitation TTF-001 - total time : 77.32


  1. 77.32

サイケで怪しげな、ジャジーなドラムスがフェイドインし、ブレークビーツを刻む。即座にトランス状態へ。しばらくすると女声の叫び声のようなノイズが左右に飛び交う。このノイズはCDプレーヤの早送り操作を使ったもので、何を言ってるのかは聞き取り不能。5分を過ぎて、ようやくハードコア・テクノ風のフレーズ(主題)と、シンセソロが加わる。序盤の山場は、とにかくかっこいいので、お薦めだ。

8分を過ぎてラテン風のリフレインにスイッチ。最初の2分はファンタジックで良い雰囲気(波の音がリゾート気分)だが、だんだんヤバくなってくる。いつのまにかリズムパターンが残るだけで、声やノイズのサンプルが、レベルメータを振り切るように飛び出す。かなり「何じゃこりゃ」な状態です、マジで(このとき、参加者の女性が「犬」になりきっているらしい)。そして次第にテンポを上げ、17分過ぎに次パートへ。

マリンバ系のアップテンポなミニマルに、速弾きインド音楽が炸裂。ひたすらワンコードで突っ走ります。22分頃からは怪しげなボーカルも。そしてミニマルを引き継ぎながら静まっていき、水滴の音とともに冥想的なアンビエント。怪しげな演説とノイズにかき消されながら亜空間をさまようような電子音に身を任せ、ああ、やっと半分まで来ましたね。

再びダンサブルなビートとポップなメロディが戻ってきたなと思えば、いきなりズタズタにカットアップされたり、激しいビートと主題の再現。思いっきりノリノリでカチ飛ばす。55分あたりからストリング・シンセによる緩衝楽章。エレピのソロへと引き継がれ、ちょっぴり悲しい雰囲気。

64分、マリンバ系ミニマル再登場。一気に盛り上がるかと思えば、そうではなくて、姉ちゃんの悶え声や高笑いやら。いきなり、オッサン(ご本人?)のバカ笑いにビビるけど。I love everyting on the earth... との演説が聞こえてきたら、そろそろ終了です。

上記音楽はチャネリング・ミュージックと位置付けられる、一種のトランス音楽。奇天烈な音量バランスなど、思わずのけぞるシーンも多々あるが、そのスリリングさゆえに繰り返し聴きたくなってしまうのだ。導入部の展開は、後のcozmo grossoでも再現されている。

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