Organisation
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Tone Float (1970)

OrganizationはKRAFTWERKの前身ユニットで、本作は唯一のアルバム。 録音は1969年。全曲インスト。 ライブではステージに物が投げ込まれたという伝説を持つ。 彼ら自身、「これはKRAFTWERKとは無関係で、完全な失敗作」と言い切っているらしい。 本作のCDは残念ながらオフィシャル・リリースされておらず、 イタリアCROWNレーベル等のブート盤を聴くしかない。

Crown CR0426-2 , total time 52:36

  1. Tone Float 20:46
  2. Milk Rock 5:24
  3. Silver Forest 3:18
  4. Rhythm Salad 4:04
  5. Noitasinagro 7:46
  6. bonus track: Vor Dem Blauen Bock (Beat Club TV-Theme Mai 1971) 11:16

Ralf Hütter : organ
Dasil Hammoudi : Glockenspiel, conga, gong, musical box, voice
Florian Schneider Esleben : electronic flute, alto flute, bell, triangle, tanbourine, electro violin
Butch Hauf : bass, skaky tube, small bells, plastic hammer
Fred Monicks : drums, bongos, maracas, cowbell, tanbourine
produced and engineered by Conrad Plank and Organisation for Rainbow Productions

この作品ではシンセサイザやリズムマシンなど電子楽器は使われず、テクノ風味は皆無。 パーカッションを多用したジャム・セッションであり、KRAFTWERK (1st)の原石であると捉えるべき。 さすがに1stのような抱腹絶倒さは期待できないが、良い出来であると思う。

#1はパーカッションとドラムスだけのインプロビゼーションが続く。 ポンポン、カラカラ、チーンなので、アルバムKRAFTWERK2のKling Klang序盤に近い。 コンガなども使っていて、ややラテン系の乗りである。 10分近くになって、ようやくオルガンとベースが加わる。 さらに時間が経過すると、フルートのソロも加わる。 グルーヴ感もあり好トラックである。

#2はジャジーなドラムとベースが唸り、もにょもにょした正体不明のソロが奇怪な、楽しい曲。 #3は空ろな鐘の音で始まる、オルガンとパーカッションによるアンビエント? ちょっとだけ、おどろおどろしいです。 #4は、いわばドラムソロ。エクスタシーを感じる盛り上がりです。 #5もパーカッション、オルガン、ベースなどのジャム・セッション。 ヴァイオリンらしきソロが、ぐにょぐにょ鳴ってます。 掛け声とかも加わって、またまたエクスタシーへ。

ボーナストラックの#6については詳細不明だが、 Ralf Hutter, Klaus Dinger, Michael Rother (NEU!) による演奏といわれる。 本編から続けて聴いても違和感ない内容。

録音状態は、時期や条件を考えると、非常に良いように思える。 しかし、このサンプルは盤起こしのようで、針音が聞こえます。


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