Klaus Schulze
[末尾]


Cyborg (1973)

Recorded: February to July 1973, Berlin
Orchestre Cosmique : 12 violoncellistes, 3 double-bassistes, 30 violonistes, 4 flutistes
Klaus Schulze : Orgue, Syntheiseur, Chant, Percussion
シュルツェの2ndアルバムで、前作同様、コズミック・オーケストラとの共演。ダイナミックだった前作に比べると、精神的、冥想的なコンセプトになっているようだ。

[Track List]

Spalax
14922

Disc 1 : 49.40
  1. Synphära 23.51
  2. Conphära 25.49
Disc 2 : 47.40
  1. Chromengel 22.49 クロム天使
  2. Neuronengesang 24.51 神経歌唱曲?
[Listening Report]

#1-1は、オーケストラによる、瞑想的な持続音フレーズが淡々と続く。オーケストラは電気的エフェクトが深く、あまり生音っぽくない。あとはシンセサイザによる効果音がくちゃくちゃ、ざわざわ加わる。#1-2は発振音によるビート(のようなもの)をバックに、オーケストラが悲しげなフレーズを奏でる。曲名の意味は不明。

2枚目は、オーケストラの出番はなくなったのかなぁ、オルガンと電子音の掛け合い。 #2-1は聖歌のようなオルガン(もちろんシュルツェ節)と電子パルスのようなビート。変調音がくちゃくちゃ飛び回る。 #2-2ではシュルツェ節の音量は控え目で、電子ノイズがボワァーと鳴る。その音群は、Cluster '71 の雰囲気に近い。

シンセというか、発振器からの電子パルス音がブチブチするようなサウンドで、 荘厳というよりもサイケである。 前作ほど緊迫感はなくダラダラしているので、ボケーっとして聴くには最適。マニア向け。なぜか、プログレファンの間では人気が高い。(なんで、人気あるのかな??個人的にはそれなりに好きだけど、よく分からんです。

脱音楽的なシュルツェ作品は、本作が最後。 数ヶ月後に録音された Picture Music はミニマル・シーケンスやメロディアスなソロ、ドラムスまでを加え、かなり様変わりしている。 技術的な進歩なのか、それともシュルツェ自身にも、なんらかの心境の変化があったのだろうか?

本作のオリジナル・リリースはOhrからであるが、Spalaxのリイシュー版は、当時のジャケットを再現したものだそうだ。かつて国内発売されたアナログのサルバドール・ダリ風ジャケット (Urs Amman) は、Brainからのリイシュー。 ジャケ画資料館


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