Klaus Schulze
[末尾]


In Blue (1995)

Guest on "Return Of The Tempel" : Manuel Goettsching on guitar
Recorded and Mixed Nov/Dec 1994 at Moldau Music Studio

1990年代半ばに発表された2枚組みでトータル160分弱、昔のアナログなら4枚組み相当の分量を誇るが、シュルツに限ってはこの程度では大作と言えなかったりする。何せ10枚組みとか50枚組みとかありますから。この作品にはAsh Ra Tempel、Ashraのマニュエル・ゲッチングがギターで参加、今後のAsh Ra Tempel復活の伏線にもなっている。 [Track List]

ZYX Music
90001-2

Disc One :
  1. Into The Blue 78.27
Disc Two :
  1. Return Of The Tempel 44.40
  2. Serenade In Blue 34.20
[Listening Report]

各曲、5章くらいのサブタイトルが付いているものの、トラック分けされていないので、扱いにくいったりゃありゃしない。長いのは別に構わないけど、1曲78分を通して聴けるチャンスは、そんなに無いのである(さもなければ、途中で寝てしまうとか;)。筆者が昔使っていたCDプレーヤは時刻サーチできたので途中から聴くには問題無かったが、いま売られてる物はダメで、FFボタンを馬鹿みたいに10分近く押しつづけることを強いられるのだ。あっ、これはオーディオメーカーの責任だね。閑話休題。

サブタイトルを列挙してみよう。Into the blue, Blowin' the blues away, Blue moods, Wild and blue, Out of the blue(ここまでDisc1), Midnight blue, Return of the tempel, Blue spilits, True blue(ここまでDisc2 track1), Aubade, Kind of blue, Blue hour, Serenade
まあこんなものだが、どこかで見かけたようなタイトルが。。。○ドンナとか○ンヤとか。それから、Computer blueは無いですね。そして、「blue」は「憂鬱」ですかね??ワイルドブルー・ヨコハマは取り壊しかな??前置き終わり。

まず1枚目。静かな導入部が延々続くが、何かが足りない。そう、シンセの効果音。ずいぶん経って混声コーラス(たぶんサンプラー)が加わり15分の導入部は終了。割に唐突な感じでリズム隊が加わって、いよいよ本番。音数、音量は抑え気味で、とてもクリアなサウンドだ。シュルツ節のインプロは対位法的に展開され、パーカッション系のタイミングも絶妙。中間部で緩衝楽章あり、後半も基本的に同じ。やっぱり78分は少々長いかなあ。前半、後半の2曲構成くらいで丁度よいかも。

2枚目の「Return Of The Tempel」こそ、本作の最大の聴き所だろう。アップテンポだが抑えの効いたビートをバックに、マニュエルのエレクトリック・ギターとシュルツのシンセが絡み合い、極上のトリップ感覚を味わうことができる。大お薦めトラック。連続して演奏される「Serenade In Blue」は、リズミカルなビートとシュルツのインプロが79分時間切れまで続く。前曲の余韻を味わいながら眠ってしまっても、あまり問題無いでしょう。

back inner

エレキを持つゲッチンさんの横で、アコギを抱えるシュルチさん。微笑ましい光景です。


<−前へ.. [先頭] ..次へ−>

EXIT