jane
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Between Heaven and Hell (1977)

janeの第7作目。 「ジャーマン・ロックの代表的存在として人気が高いジェーンの'77年発表のプログレ味たっぷりのドラマティックなコンセプト・アルバム」(キャッチ・コピーによる)。プログレとして聴ける最終アルバムと言われている。 このCDはMSIという所が発売している国内盤だが、輸入盤に日本語解説(高見 博史氏による)を付けたもの。もとはBrainメトロノームからのリリースだが、Repertoireとクレジットされている(盤面は脳味噌ロゴ)。

Brain Repertoire PMS 7057-WP / MSIF 7785 - total time : 37.05


  1. Between Heaven and Hell 19:47
  2. Twilight 8:13
  3. Voice In The Wind 5:14
  4. Your Circle 3:51

Klaus Hess : g, moog, vo
Peter Panka : Ds, perc, vo
Martin Hesse : b, vo
Manfred Wieczorke : kb, vo

Recorded at Delta Acustic Studio, West Germany, Feb 1977
Pipeorgan : Bartholomäus-Church, Wilster

聴き所は、やはり#1(天国と地獄の間にて)。冒頭から「閻魔大王の間に会見に行くような」重々しい効果音が「どーん!どーん!」と入ってくる。時折、不気味な電子音も加わるが、これはヴァンゲリスVangelis「天国と地獄 Heaven and Hell」のパクリ?? でもVangelis版に比べるとクール(快適)ですかね?? 4分以上、「ビジュアライズ」されたイントロが続き、ようやく本編が始まる。急に明るくなるんですよね。ヴォーカルパートは1970年代のピンク・フロイドPink Floydを連想する(解説文にもサイラス・マイナーそっくりと書かれてるし)。「天国に行くか地獄に行くか、知ったことではない」みたいに歌われる。ちょっと雰囲気が変わり、ギター演奏のバックで笑い袋がキャハキャハ言ってるが、ぱたっと途切れ、讃美歌のような混声合唱団。シーケンサによるリズムと叙情的なシンセ音が加わるところなど、エニグマEnigmaみたい。シンセ音(メロトロンっぽいが、多分ストリングス・シンセでしょう)は厚みを増し、ゆったりとしたギターソロも加わり、一応クライマックスとなるが次第に静まり、電子音にかき消され「讃美歌」に引き継がれていく。最後の最後で主題のヴォーカルパートがワンコーラスだけ現れて、消え入るように終了(フェイドアウトではない)。音質も良いし、お薦めと思う。

#2も素晴らしい。出だしのハードロックっぽいギターに挫かれそうになるが、間違ってもスキップしないように(笑)。ボーカルパート(バックのギター音がひねくれて面白い)が終わるとドラマティックなインストに引き継がれ、終盤のパイプオルガンの演出も良いです。

残り2曲は、そこそこに。

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