Michael Hoenig
Departure from the northern wasteland (1978)

KUCKUCK 11079-2 - total time 42:24


  1. Departure From The Northern Wasteland (20:53)
  2. Hanging Garden Transfer (10:56)
  3. Voices In Where (6:19)
  4. Sun and Moon (4:16)

Michael Hoenig : Synthesizers and Keybords
Micky Duwe : Lead harmonies on #4
Lutz Ulbrich : Double Guitar on #1
Uschi : Voice
Recoirded at Aura Studio, Berlin
Mixed at Conny's studio with the great help of Conny Plank & Dave Hutchins

「北の荒野からの出発」と題される本作(邦題は「四次元への飛翔」だったか?)は、当時ヘーニッヒがツアーメンバーとして参加した、タンジェリン・ドリームTangerine Dreamからの影響が顕著に現れていると思う。特に「ルビコンRubycon」あたりに近いかも。しかしタンジェリンに比べると、シーケンサの使い方がクラシカルで情緒的、優しさあふれるサウンドだ。例外的に「Voices In Where」は声のテープ・ループを使った、実験的な作品。

主題曲の#1は、典型的なタンジェリン・ドリーム風ナンバー。2分30秒ほどの導入部に続いてシーケンサによる叙情的なリフレインの応酬。トランス&トリップ状態が続く。15分頃に決めのフレーズが入り暗転、エンディングに向かって盛り下がっていく。水音の擬音に吸い込まれるように終了。
#2は#1同様にシーケンサ主導でメロディを形成する曲ながら、中間部でトリッキーな変拍子が聴ける。#1以上にリズミカルなトラックになっている。#3はシンセ持続音の重なりだが、5分を過ぎると声のテープ・ループ(リバース回転もあるみたい)が始まる。続いて、"neu! neu! neu! neu! .....(?)"を繰り返し、ノンストップで#4へ。#4は明朗なメロディを持ち、シングルカット出来そうなくらい?親しみやすい曲。
'70年代、Phaedra以降のタンジェリン・ドリームがお好きなら、このアルバムは間違いなく「買い」である。

アナログ版ジャケットでは、上空に多数の気球が浮かんでいる。 ネットで拾った画像を貼っておく。 実物を見る機会があり、CDジャケットは、アナログの裏表紙であることが判かった。 CDは所詮入れ物、という程度の扱いになっている。



VINYL
ポートレート


<−前へ.. [先頭] ..次へ−>

EXIT