Grobschnitt
Ballermann (1974)

Brain Metronome 843076-2 - total time : 73.16


  1. Sahara 5.33
  2. Nickel-odeon 9.14
  3. Drummer's dream 6.11
  4. Morning song 5.42
  5. Magic train 13.17
  6. Solar-music part 1 17.25
  7. Solar-music part 2 15.54

グローブシュニットの2nd。このグループ特有の「アクの強さ」が全面に現れる作品だ。 特にボーカルはファンキーというよりも、暑苦しさを極めている。 ドラムスはEROCに集約されてタイトになり、1970年代の彼らのスタイルが確立されたと言える。 彼らのステージはジャケットに見られるとおり、過度に演劇的だったといわれている。 代表作のひとつソーラー・ミュージックを収録。

#1は、初っぱなからダミ声の演説(無駄に巻き舌だらけのドイツ語訛り英語)が1分20秒くらい続いて、またまたダミ声の調子外れコーラス隊が何か歌ってスタート。 軍歌調のボーカル(やはり巻き舌だらけ)が、とっても濃い。。。テープのピッチが狂いながらフェイドアウト。

ドロ臭さ丸出しのボーカル陣とは対照的に、インストパートはタイトでクール。 特別にテクニックを見せつけるようなシーンは無いが、まとまりは良くて好感が持てる。 というよりも前作に比べると、格段に上手くなってるようだ。 オルガンの響きがとても印象的だが、オーバーダビングやシンセの使用は控えめで、カラフルではない。 バンドとしての生の魅力を楽しめる作品と思う。

中編の#5は、後の名作Rockpommel's Land の原石のようなトラックだ。 導入部の3分を超えるソロピアノはGenesisにも通じるエレガントさ(Severity Town イントロの原案でもあり)、 後の展開に大いに期待させられる。 一方で、ど演歌調のボーカルが、小節効かせまくりで「うわぁわぁ〜〜ふぁんだずぃ〜〜やっ!」と演られても、説得力がなかったりする。

さてクライマックスの#6-7、ソーラー・ミュージックに突入する。 ダミ声カウントに続いて、印象的なイントロダクションが始まるものの、 「歌」に入ると断片的な展開になってしまう。 でもボーカルパートは短く、5分過ぎの静寂から、ゆっくりと盛り上がるインストパートが聴き所。 タイトなリズムにギターソロ、オルガン。 淡々と抑え込まれた演奏で、どっちかというと、トランス系ですかね。 さりげない効果音(鐘の音やオルゴールなど)も上手いなぁ、と思う。 残響と共に急停止するように、Part1は終了する。

Stefan Danielak (Wildschwein) / lead vocals, guitar
Joachim Ehrig (Eroc) / drums, percussion, voice (1), electronic f/x
Volker Kahrs (Mist) / keyboards
Gerd-Otto Kuhn (Lupo) / lead guitar
Bernhard Uhlemann (Bär) / bass
※Prog Archives.comを参考にしました。






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