Far East Family Band
[末尾]


天空人 (1977)

Far East ファミリー Bandの最終アルバム。 2名のシンセ奏者、喜多郎こと高橋正明と伊藤明は既にグループを脱退し、リーダーの宮下文夫がシンセサイザを担当している。 本作の国内盤CD(ジャケット画像は日本コロムビア盤)は長期廃盤。 このCDはドイツTRCレーベルからの再発盤で、HMVから通販で入手した(1995年再発、2001年3月入手)。

TRC 053 - total time : 34:27


  1. Decension 2:05
  2. Tenkujin 5:10
  3. Timeless Phase 6:51
  4. Nagare 7:28
  5. From Far East 8:42
  6. Ascension 4:11

宮下 文夫 : Vocals, electric & acoustic guitars, bamboo flute, synthesizers: Teisco 100F, Hillwood SY 1800, Combo, Basky, Rockyboard, Korg 700S, Mellotron, Yamaha, Solina String Ensemble
福島 博人 : Electric guitar, Koto, vocals
原田 裕臣 : Yamaha drums, percussion
深草 彰 : Bass
String arrangments by Mitsuo Miyamoto

メンバーチェンジの影響もあり、作品のスケールがダウンしたことは否めない。 しかし、クラウス・シュルツェからの影響も薄まり、Far Outの頃の音楽に立ち戻ったようである。

1曲目の「Decension」はシンセ効果音をフィーチャーしたインスト。 さすがに前作には及ばないが、「地球空洞説」に比べると繊細でコズミックな導入部である。 切れ目なく、ベースのリフが加わりリズムセクションがスタートすると「天空人」。 スティーブ・ヒレッジ(a.k.a. System 7)あたりを彷彿とさせるギターのリフが聴き所。 そしてエコロジー的な内容の歌詞が入る。 日本語ながら音量が少なく聞き取りにくく、インストに近い音作りになっている。 終盤、短いギターミニマルと琴にかき消され、「Timeless Phase」のイントロにつながる。 この曲は前作の「Entering」に収録されなかった詞を歌った、ゆったりとしたフォークロックだ。 サビのスキャットが印象的。

以降の「流れ」「From Far East」は淡々とした曲で、やや印象が薄い。 ラストの「Ascension」は、ストリングスとの共演インストで、叙情的なシンセソロがフィーチャーされる。 どちらかというと、喜多郎っぽい仕上がり。 でも導入部でキャハキャハ言ってる笑い袋については「?!?!」である。



TRC version
TRC version

TRC版は日本コロムビア版に比べて、色調がかなり異なる。TRC版は硬質な発色だ。


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