Far Out
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日本人 (Mar 1973)

Far Out(ファーラウト)はFar East ファミリー Bandの前身グループで、本作が唯一のアルバムである。 ジョー山中、喜多嶋修がゲスト参加。 東洋の神秘をイメージした、スローなトランス系の作品だ。

Nippon Columbia COCA-15237 - total time : 37.50


  1. Too Many People 17.59
  2. 日本人 19.51

宮下文夫(Vo、日本笛、アコースティックギター、ハーモニカ、Moog)
サユ・エイイチ(リードギター、ハモンドオルガン、コーラス)
イシカワ・ケイ(Vo、ベース、ギター、シタール)
アライ・マナミ(ドラムス、日本太鼓、コーラス)

#1はプレイボタンを押してもなかなか始まらない。 太鼓がドンッドンッと鳴って風の音(シンセの擬音)。 3分くらいでアコース・ティックギターのストロークが入り、 4分過ぎにフミオのボーカル。 ん〜カタカナっぽい英語かなぁ。 それから長めの間奏が始まり、10分頃からシタールのソロも加わる。 12分40秒に一旦休止し、主題のボーカルパートを経て大団円を迎える。 長編ながらシンフォニックではなく、ゆったりした展開。 スローテンポでブルージーなナンバーである。

#2は銅鑼で始まる呪術的なイントロ(インド音楽っぽい)を経て、 2分50秒くらいで主題のボーカルパート。 フミオのカタカナ・ボーカルとバッキングコーラスのハーモニーが良いです。 7分頃から加速(アップテンポではない)しギターソロ。 泣きギターが古き良き時代を思わせて、良い味を出してます。 ギターソロは退いてアンサンブルへ。 11分で元のテンポに戻り、哀愁のシタール。 そして13分20秒から経文(漢詩?)のようなフレーズが。 声明風ドローンをバックにクライマックスとなる。 16分40秒で一旦終了。 和太鼓に導かれて雅楽のようなドローンと能楽のような笛。 最後に笛がピィーッと鳴って終了です。 #1に比べると明快な展開があるものの、やはりマッタリしていることに変わりはない。

本作では、シンセサイザが前面に出ることはなく、電子音を期待すると肩透かしを食らうかもしれない。 やや古さを感じてしまうが、 演奏のディティールがはっきり聞き取れる力強い音作りに好感が持てる。






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