宮下 富美夫
[末尾]


誕生 Tanjo (1989)

Far East ファミリー Bandのリーダーだった宮下富実夫は「Healing Music」としての活動をすすめるために、ビワレーベルを立ち上げて、膨大な作品群をリリースしている。オフィシャルサイトによれば、本作は「宮下富実夫の原点を知るベストセラー3作」のうちのひとつ、として位置づけられている。ここでの「Healing Music」は音楽療法として研究されたもので、「効能」が明確に設定されている。

基本的にはクリアで美しいサウンドのシンセサイザ音楽。生音コラージュやパーカッションも効果的に使われている。難を言うなら、収録時間の短さに釣り合わない価格設定(3000円)か。他の作品(一部のみ調査)では、標準で40分前後なのだが。

[Track List]

Biwa Records
BW-6603

Track List : 24:00
  1. 蘇生 - Rebirth
  2. 誕生 - Beginning
[Listening Report]

導入部のシンセ音は音符数が少ないが、「川のせせらぎ」にウグイス、カッコウのリフレインが絡み、心地良く響く。しばらくすると、メロトロン・コーラス風のシンセに引き継がれる。このシンセ音は見事で、これだけでも聴く価値あり、かも。15分くらい経過したところで和楽器風のパーカッション群が加わり、土着的でクールなビートを紡ぎだす。あとはラストまで、川の流れのような浮遊感に身を任せるのみ。CDラジカセのような簡単な設備で再生しても、心地良いサウンドが響くのが特色である。各曲はトラック分けされていないが、パーカッションが入る頃から2曲目になる。 アルバムとしての演奏時間は非常に短いが、ちょっと聴いてみる程度なら、手ごろな長さである。

inner photo

某市民図書館に21種類ものCDが在庫しているので、順次、試聴予定。


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