Holger Czukay
[末尾]


On the way to the peak of normal (1982)

名作 Movies に続くソロ作品。コニー・プランクも関与。前作のようなウイットに富んだ演出やシンフォニックっぽさは影を潜め、ビートが前面に出ている。地味ではあるが、凝りに凝ったエフェクトや、どことなく霧に包まれたような、妖しげな音響は相変わらず。

国内盤LPよりも曲数が増えている!と期待したが、実はトラック分けが増えただけで、追加曲は無し。ガッカリ。
[Track List]

Spoon
CD 36

Track List : 36.38
  1. Ode to Perfume 13.57
  2. Fragrance 4.07
  3. On The Way to the Peak of Normal 7.38
  4. Witches' Multiplication Table 4.45
  5. Two Bass Shuffle 2.15
  6. Hiss 'N' Listen 3.50
[Listening Report]
Holger Czukay : vocals, guitar, organ, vocoder, bass, French horn, flute, radio, mouthorgan, congas, and drums on #5
Jaki Liebezeit : drums except on #5
Jah Wobble : bass on #6
Conny Plank : Cemetry synthesizer violin on #4
S.Y.P.H. are: Uwe Jahnke, gitarre
Ulli Putsch, Schlagbass
Jurgen Wolter, Orgel, Radio
Harry Rag, Stimme

#1と#2は元々1曲で、旧アナログ片面を占める大作。ビートは淡々として一本調子だが、起伏のある多重ギターサウンドや効果音、ホーン、不思議な音色のオルガンを加えて、一大音響絵巻きを形成する。時折、Cool in the pool のフレーズが入り、アクセントを与えている。#3もビートを中心にエフェクトを加えるトラックだが、こちらはアヴァンギャルドな雰囲気で、少しばかり不気味な感じ。#4と#6はオルタナ系、#5はタイトル通りベースの掛け合いによるインスト小曲。

#6で参加しているJah Wobbleは元P.I.L.のベーシストで、ブライアン・イーノやビル・ラズウェルとの共演でも知られる。

掲載ジャケットはオリジナル・イメージで、cultzone.netから転載させていただきました。落書きのようなアートワークは、シューカイ氏のご子息によるイラストで、由緒正しいもの。現在出回っている CAN solo edition は例のごとく枠付き縮小ジャケットになっている。


<−前へ.. [先頭] ..次へ−>

EXIT