Conrad Schnitzler
[末尾]


Con Repetizione (1994)

タイトル「繰り返しをもって」が示すとおり、典型的なミニマル作品。 ピアノおよびシンセのミニマルが、それぞれ30分続く好演作で、最高作といっても過言ではない。 しかし作者の意図は「スティーブ・ライヒの真似事を軽く演ってみよう」程度だったらしい。 リリース元は既に倒産し、オリジナル盤の入手は困難になっている。

Artgallery AG 004 CD - total time : 59.27


  1. Con Repetizione Part 1 29.26
  2. Con Repetizione Part 2 30.01

クレジットによれば本作は1990年初頭に録音された、60番目のテープとのこと。

#1はピアノで演奏される、5拍子系のミニマル。 「ライヒを模した」とされるが、フレーズは全く似ていない。 「漸次的変化プロセス」というよりも、バリエーションを展開する形式か。 全般にやや攻撃的でメカニカルなフレーズだが、慣れてくると不思議なほど気持ちよい。トランス状態に浸るなり、ボリュームを絞ってアンビエント的に聴くなり、いろいろな楽しみ方がありそうだ。エンディングにはちゃんとコーダが用意されている。

#2はシンセによるミニマル。 マリンバ系、トイ・ピアノ系、フルート系などの音色を駆使して、珠玉のアンサンブルを繰り広げる。 叙情的な美しいフレーズが繰り返され、かなり癖になるお薦めトラックだ。 基本的な流れはゆったりしているが、速いフレーズをうまく組み合わせているので、飽きることはない。 30分があっという間に過ぎてしまう。Part 1同様、エンディングにはちゃんとコーダが用意されている。

Artworks : Yohannes Camps-Campins



sleeve
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