Cluster
Grosses Wasser (1979)

SKY / Gyroscope GYR 6625-2 - total time 36:02


  1. Avanti 4:47
  2. Prothese 2:11
  3. Isodea 4:09
  4. Breitengrad 20 4:07
  5. Manchmal 2:09
  6. Grosses Wasser 18:39

Alle Titel von Hans-Joachim Roedelius & Dieter Moebius
Recorded at Paragon Studio, Berlin
Sound engineer : Will Roper
Cover : Moebius
Produced by Peter Baumann & Cluster

イーノとのコラボレーションを経て制作された本作で彼らは、 これまでの叙情性を覆い隠し、新たな境地へと踏み出した。 アンビエントから珍妙な作風へ。 へんてこな音に、もたもたしたメロディ、とでも形容しておきましょうか(笑)。 プロデュースは元タンジェリン・ドリームのピーター・バウマン。 序盤はバウマン節がはっきりと出ているが、アルバム後半を占めるタイトル曲は、1990年代のコンサートを彷彿とさせるもので、Clusterとしての完成形かもしれない。

#1はモロにバウマン節。クラスターらしいのは、ストリング・シンセのリフくらいである。 #2はリズムマシンと掛け声みたいなもので、やはりバウマン節。 どことなくNetwork 23(Exit収録)に似ている。 いきなりカットアウト終了。

#3-#5は、純粋なクラスター節だろう。 ただ、従来のような音場形成ではなく、「生」な電子音やピアノによる、ヘロヘロしたメロディだ。 前作とは違ったアプローチながら、不思議な郷愁感を呼び起こされる。

アルバムの山場は、やはり#6。3パート構成だが、シンフォニックと呼べるシロモノではない。 ゆったりとしたソロ・ピアノでスタートするが、次第にパーカッション群や電子音が加わっていき、混沌とした音群へと変化していく。 しかし、やはりClusterサウンドで、サイケ風味はない。 8:20、いきなりトントコトントンとドラムスが入って、ガムラン風のリフレイン、モタモタしたシンセが鳴っている。 グルーヴ感は皆無だが、時折ブレークビーツ調になるので笑える。 13:30、暗転。カチカチカチカチ....と小気味良く続くパーカッションをバックに、ヘロヘロした現代音楽風のメロディ、そして叙情的なピアノに引き継がれ、消えていく。


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EXIT