Hans-Joachim Roedelius
[末尾]


Durch Die Wüste (1978)

レデリウス初のソロアルバム。 持ち味の詩情を発揮しているのか、それとも模索状態だったのか、やや粗削りな作品だ。 本人も、その出来に満足していないそうである。 Sowiesoso から Grosses Wasser への過渡期を体験できる音源かもしれない。

同タイトルのゲーム「砂漠を越えて」(ラクダや隊商を率いる陣取りゲーム、筆者はプレイしたことがない)とは無関係、と思う。
[Track List]

SKY / Gyroscope
GYR 6626-2

Track List :
  1. Am Rockzipfel 5.02
  2. Durch Die Wüste 13.51
  3. Johanneslust 5.00
  4. Glaubersalz 3.26
  5. Mr. Livingstone 5.40
  6. Regenmacher 6.39
All titles composed by Hans-Joachim Roedelius
Recorded at Conny's Studio, Germany-between 1976 & 1978
Sound Engineers : Conny Plank & Dave Hutchins
Cover photo : Christine Roedelius

[Listening Report]

#1はドタバタしたロック・アンサンブルで、エレキギターが唸ったりする。 演奏、下手だなぁ〜というのが率直な感想。 ブレイクで流れるハープシーコード?が、詩情を感じる部分。 ゴーッというノイズに強制スイッチされ、終了。 #2は、ノイズ発生器で作った古風な波の音に乗って展開する。鳥のさえずりと叙情的なピアノでスタートするが、実際は短いフレーズとシンセ効果音の断片をコラージュした、実験的なトラック。中間部のブレイクで、モコモコした歌声が聞こえますね。暫らくは現代音楽的だが、終盤には一応盛り上がり(というか音量の上がる演奏)がある。

#3と#4は、レデリウスならではの美しい曲。サウンドは粗削だが、慣れてしまえばOKだ。 #5はパーカッションを多用した、東洋風メロディ。途中で、アーッ!と叫び声が入ってます。 #6では土着的なお祭りビートがバタバタと鳴ってます。フニャフニャしたシンセソロなど、メビウスのようなヘンテコな曲。


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