Cluster'71 (1971)

Cluster
Jacket sample Jacket back
(SKY CD 870 3055)

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作品紹介

クラスターは、グループ名「Kluster」にて発足し、メンバーはメビウス、ローデリウス、コンラッド・シュニツラーの3人編成で、2枚のアルバム(他にライブ・アルバムや発掘音源もある)を発表している。 やがてシュニツラーが脱退し、グループ名を「Cluster」に改めて発表されたのが、本作である。 一般に、「Kluster」を「K」のクラスター、「Cluster」を「C」のクラスターと呼ぶことが多い。
発売当時は独Philipsレーベルから「Cluster」というタイトルでリリースされたが廃盤になり、追って「Sky」レーベルから「Cluster'71」として再発売された。 このCDは、再発版に基づくものである。

「K」のクラスターは基本的に楽器演奏によるインプロビゼーションに深いエフェクトをかけたもので、「C」のクラスターから本格的にエレクトロニクスを駆使するようになった。 本作は、発振器、(たぶん)エレクトリック・ギター、エフェクタをたっぷり使用したミュージック・コンクレートのようなものである。 メンバー自身、電子音によるインプロビゼーションを楽しんでいるように聴こえる。 ただ、センスはお世辞にも良いとはいえず、好みの分かれる作品だろう。 次回作である名盤「Cluster II」のための習作と捉えて良いと思う。

Alle Titel von MOEBIUS, ROEDELIUS, & CONNY PLANK
Aufgenommen in Hamburg im Januar 1971


収録曲目

Track Time Title
1 15:33
2 7:38
3 21:17
Total 44:26

(注) 全曲タイトルは付けられていません。 各トラックの演奏時間はジャケットを、合計時間はプレーヤの表示を参照しました。


曲目紹介

Track 1
ギラギラした電子音が束になって、強迫的に襲いかかってくる。 ほとんど現代音楽(前衛音楽)と言ってもよく、メロディやリズム、シーケンスらしいものは、ほぼ皆無。 エフェクタによる周期的に脈打つサウンドが、ビートのようにうごめく。 終盤は、かなり無節操に暴れまわる。
Track 2
1曲目と同様に、ラウドな電子音の集合体。
Track 3
このトラックは比較的静かに流れるので、個人的には聴きやすいと思う。


音質評価

Digitally Remasterd 1995 by Master & Servant, Hamburg
デジタル・リマスタリングが施されていますが、やっぱり硬い音がする。 パルス音というのか、電気的なスパーク音とでもいうのか、ややザラつき気味な部分もある。 演奏内容はタンジェリン・ドリームのZeitに近い印象だが、ぐっと落ち着いた(コモった)音のZeitに比べると、本作はまさに「フィルタ全開」といえる。


ジャケットについて

Cover Photo & Design : IDEE AG
おそらく、このジャケットはSkyレーベルからの再発版。 しかも、ブックレットではなく、裏面がモノクロ写真の「カード」。 しかし、ローデリウスとメビウス諸氏、とてもお若いです。 オリジナルのジャケットは見たことがないので、詳細不明。

inner portrait

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