CAN
Soon Over Babaluma (Oct 1974)

Spoon CD 010 P-Vine PCD-22206 - total time : 38.52


  1. Dizzy Dizzy 5.40
  2. Come sta, La Luna 5.44
  3. Splash 7.47
  4. Chain Reaction 11.12
  5. Quantum Physics 8.33

Holger Czukay : bass
Michael Karoli : guitar, violin, vocals on 1,4
Jaki Liebezeit : drums
Irmin Schmidt : keybords, vocals on 2

Lyrics for Dizzy Dizzy by Duncan Fallowell

recorded at Schloß Nörvenich 1968/1969
recorded at Inner Space Studio 1973
engineering and editing by Holger Czukay

ダモ鈴木がグループ脱退後、後任のボーカリストを募集するものの適任者が見つからず、結局、ミヒャエル・カローリとイルミン・シュミットがボーカルを分担することになった。 ダモ鈴木の穴は大きかったが、演奏や音作りにアイディアを集中し、テンションの高いアルバムになっている。

#1はレゲェを取り入れた作品。 どこか浮き足立った、空ろなビートである。 ほとんどワンコードで、カローリのボーカルも一本調子。 むしろ主役はカローリのヴァイオリンかもしれない。

#2はメロディアスであり、シュミットの悲しげな歌声が印象的だ。 最初はルンバだが、いつの間にかレゲェに変わるトリッキーさも併せ持つ。 時折掛け合う、ラジオの声のようなボーカルは誰だろう? 非常に手の込んだサウンドエフェクトも聴き所である。

#3はCAN流の超絶ジャズロック。 前作の延長ともいえる、唯一のトラックかもしれない。

アルバム後半の#4と#5はノンストップのセッション。 サンプリングの手法やエフェクタを多用し、パーカッション群が万華鏡のように響く。 エスニックなダンス音楽にも聴こえる作品。 トラック#5に進むと、音数が少なくなり、冥想的な電子音とパーカッションの掛け合いを繰り返しながら、静かに終了する。 従来版CDでは録音レベル、ダイナミックレンジ、SN比に不満があったが、 リマスタリングによって改善された。

PS) タイトルの"Babaluma"だが、実は意味が判らない。 ジャケットの地形図や"Soon Over .."から、ピーク、峠、岩場などの名称かと推測したが、結論出ず。 CDジャケットだと判りづらいが、目を凝らして見ると、どうやらハズレらしいことがわかる。


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