Brian Eno
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Discreet Music (1975)

ソロアルバム Another Green World、ロバート・フリップとのコラボレーション Evening Star とほぼ同時期に録音された、とても静的な作品。オブスキュア・レーベルからの3作目。以降、Clusterとのセッションを通じて、アンビエント・シリーズへと展開していく。

Editions E.G. / VJD-28036 - total time : 54.09


  1. Discreet Music 30.35
  2. Three Variations On The Canon In D Major By Johann Pachelbel
    (i) "Fullness Wind" 9.56
  3. (ii) "French Catalogues" 5.19
  4. (iii) "Brutal Ardour" 8.17

#1 recorded at Brian Eno's studios 12-9-75
#2-4 performed by The Cockpit Ensemble conducted by Gavin Bryars

#1(慎重な音楽)は、アナログの収録時間を一杯に使った、30分を超える長編。 エフェクタを使い、どこかベールがかかったようなシンセ音が、シンプルなフレーズを奏でる。 更にテープループによるディレイ効果で、それぞれのフレーズがモアレ状に重なる。そして時間の進行とともに、より内省的な静寂へと消えていく。とてもファンタジックで、心安らかな作品。しかし当時としては、非常に実験的なトラックだったはずだ。
EGAG .... EGAG .... EGAG ....
............... CD ... CD ... CD ...
............................ BG .... BG ....

#2-4は「パッヘルベルのカノン」変奏曲で、ストリングス隊を中心に演奏される。 各章ともに冒頭のみおなじみのフレーズが使われ、以降は持続音などの音響効果になる。こちらも静的で内省的な作品だ。 指揮はギャヴィン・ブライヤーズ。アレンジも共同で行なわれていることから、長編「タイタニックの沈没」にも通じる、陶酔的な仕上がりである。


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